メンタル

片付けのプロとしての限界を私なりに正直に考えてみた。

テキトーに、雑にやった仕事に愛着は湧かない。

 

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おはようございます!

脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

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みなさん、インフルとか色々流行ってますが

いかがお過ごしでしたか❓

私もしばらく体調が悪くて

昨日やっと

ある程度元気を取り戻した時に、

「やっと動ける!」と思って、

一番にしたことは

窓を全部あけて、シーツを洗って、

部屋の片づけをした事だった。

 

いやー。元気って大切。

そして、やはり部屋がスッキリするって、なんて快適なんだろう。

体が動くこと、

空気を美味しいと感じること、

天気がいいこと。

 

月並みな言葉だけど、

当たり前のことに感謝を感じられることが

幸せである第一条件なんだと思う。

 

いつもは忘れがちだけどね。

 

 

片付けすることは、自分に与えられた環境に対する

感謝の表現の一部なんだ。

 

 

 

 

それがなぜか

片付けブームとか言って

いろんなノウハウや

美しすぎる見本が膨大に溢れすぎて

 

到達すべき一定の答えがあるかのような

なんか、とても難しそうな、

まるで「片付け」が主役かのような

わけわからん事になってしまった。

 

本来、もっとシンプルなものだったはずなのに。

 

 

 

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■不安や不満ベースで片付けしても持続できない。

 

そもそも、

片付けに悩む人は、

だいたいどこかに「不安」や「不満」を抱えている事が多い。

「ある」ものに対する感謝

ではなく

「ない」ものに対する不安

が強くなっている状態と言える。

 

 

心に不安があるから、モノも無駄に増えるし

不満があるから、エネルギーが外に漏れて片付けに力が入らない。

 

そんな状態のままプロに片付けを依頼したとて、

その時プロが考える「整理された状態」を手に入れるだけで

自分の内側は整わないままなんだよね。

 

だからまた、外部にむけて、もしくは自分にむけて

「不満」や「不安」を感じ続けてしまう事になる。

 

結局は

終わらないんだ。

内面が変わるまでは。

 

 

あくまでこれは私の場合に限定して・・・の話とおもって聞いて欲しいんだけど

 

ライフオーガナイズの片付けで出来る事って、

結局は、家事手伝い以上、カウンセリング未満

でしかないのかもしれない、と思うようになってきちゃった。

 

 

これは今の段階での、

私の誠実な「本音」だ。

 

 

 

ごめんね。

 

 

かつては「片付けをサポートすることで何らかの心の平安を与えられる」と信じてた

10年たった今でも

ライフオーガナイズの考え方は好きだ。

 

でも

色々と理解が進むほどに

片付けのプロとしての可能性には

限界を感じるようになって来てしまったんだ。

 

 

みんながこぞって、Instagramを見て

お金を払ってプロまで雇って

完璧収納を外注で作り上げて映えを競うなんて、

なにかとても空虚で偽物感ハンパない。

 

だってさ、

それこそ「答えは一つ」の世界じゃないか。

それはライフオーガナイズじゃないんじゃないかなって。

 

 

 

 

本当は、100人いれば、100通りの「素敵な自分らしい部屋」があるはずなのに、

Instagramの世界はびっくりするほどに画一的で吐気がする。

 

 

 

■「テキトーでいい」の弊害

 

一方、

完璧を求めすぎる風潮も極まって、

最近では「テキトーでいい」という発信もずいぶん増えてきた。

 

「畳まずに突っ込んでもいいじゃない」

はもう、多くの人が言うようになってきた。

 

チャンとしなくてはいけない、

という「呪い」から解放される事は悪くはないと思うから

私も「テキトー」推しだったけれど、

 

実のところそれにもデメリットがある。

 

 

それは

暮らしに対する「丁寧さ」が軽視され、

いろんな事が「雑」になるという事。

 

 

忙しい共働きで子育て中の夫婦にとって、

テキトーでいい、は救いの言葉だと思うし、

その時期はそれで充分にせよ、

でも、

モノをテキトーに扱う

という事自体が、いいかと言われたら、

私、何か違うような気がしてるんだ。

 

 

テキトーは、緊急事態の時の急場凌ぎだ。

出来ない時に、自分を責めないための特別処置なんだ。

 

何でもかんでも「テキトーでいい」で

雑にものを扱うことを続けることは

自分に対しても、他人に対しても

いずれ「雑」に扱うことに慣れていくことにつながるだろう。

 

楽=雑。

 

そこに「愛」はあるんか。

 

 

 

■『心』を取り戻すところから始める

 

昔、東京カンファレンスの時かどこかで聞いた

quality of lifeの話がずっと心に残ってる。

 

一輪の花を家に飾ったら、

その机の上が散らかっていて、花に似合わないからと片づけて、

そうすると、その後ろ側のキッチンの色や、部屋全体も似合わないと感じ、

どんどんきれいにして行って、最終的には部屋全体が

その美しい花に見合う空間に変わっていく・・・という話。

 

 

その花の美しさが、とっても素敵だと感じる心

まわりにどんどん影響を及ぼしたという事。

 

これが、今の私達には欠けているのかもしれないと思った。

 

自分が本当に心から「素敵」だと思えるものを

暮らしの中に見つけられていないんじゃないか。

 

表面的な「誰かが示してくれた表面的な形としての美しさ」を真似ているだけなんじゃないかってね。

 

 

「毎日のこと一つ一つに、心を込める」

そんな悠長なこと、やってらんないとほとんどの人は言うだろう。

今の感覚からしたら、あまりにも別次元の考え方だ。

でも、それを取り戻さないと、

この表面的な片付け地獄からは多分脱出できないような気がしているんだ。

 

 

もの、自分、自分を取り巻く周りに対する思いが、

どんなものであるか、まずはそこを意識してみようよ。

 

 

 

今日は旧正月。

新しい一年が始まる。

ちょっと新鮮な気持ちで、スタートを切りたいな。

 

では、また。

 

 

 

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