服を買う楽しさを否定するつもりはないけど・・・
■徳島・脱力系お片付け・ライフオーガナイザー®竹内真理のブログ■
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こんばんは
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
鳴門教育大学「エシカルファッション研究」は、
本当にいろいろと考えさせられる研究テーマです。
というのも、
私たちの日常があまりにもかけ離れていて、
情報として「アパレル業界の闇」の話を伝えたとしても、
すぐにはピンとこないし、
来たとしても
「とはいえ、私たちに出来る事なんて、ないしね」「安いほうがうれしいしね」
みたいな気持ちになります。
わたしだって、結局はプチプラファッション愛用者であり、
「国産の良心的なアパレル会社の服しか着ませーーーん!」なんて、意思表明できませんし(´;ω;`)
時々の買い物で「わーい✨」みたいな気持ちを味わっている、
皆さんと全く同じようなライフスタイルを送っているのですから、
えらそうなことなど、言える立場では無いのです。
■とはいえ、「関係ない」で本当にいいの?

素敵なお洋服、いっぱい欲しいもんねー。
とはいえ、とはいえです。
このまま「でも仕方ないよね。私たちに出来る事なんて無いんだから」と
あきらめて、
頭の中からすっかりと「アパレルの闇」を忘れ去って、
プチプラの服や、
いや、プチプラの服でなくてもです。
服を大量に所有し、
そんなに着る事なく、クローゼットの肥やしにして
あまり着ないから、とアッサリ捨てる。
そして、また買う。
というサイクルを続けている事に、
胸も傷めないって、
それって、人間として、どうか・・・・!?という根本的な話でもあります。
「買う」という一瞬の快楽のために、
「服」というモノを無駄にしている事。
「安かったからいいじゃないの・・・」と思うかもしれませんが、
それは、農家の人が精魂込めて作ったお米を、
ザラザラと生ごみに捨てる以上の、
「ものすごい罰当たり」な事かもしれません。
米と服、比較しようはないけど、
想像するだけでも、
服をデザイン、企画する人、縫製工場で働く人、運搬などの移動距離でかかる石油や二酸化炭素排出、コットン等の材料の生産過程と使う農薬の量、布を作る段階で使用し汚染する水の量、労働環境の悪さによる社会的影響、過剰な在庫が生まれる流通の仕組み・・・
それらが、その安い価格の中に、ぜーーーんぷ含まれていて、なおかつ「アパレルトップは大儲け(坂本先生談)」
なんて、なんでそんな事出来るの?
どう考えても、そのプチプラ服生産に関わっている海外の人達は、賃金めっちゃ安いよね?
もし、「いや、私たちは服を作る仕事ですごく幸せに豊にくらしているよ」と言ったとしても、
その人達が作ってくれている、「服」を、
一回も着ずに捨てるとか、
おかあさんが作ってくれたおにぎりを、地面に落として踏みつけるようなもんよ?
服はミシンで作っているんだよ。だいたいのものは、まだ人の手で作っているんだよ。
細かいはみ出た糸を、ちまちまと人の手で切っているんだよ。
めんどくさいんよ。一枚作るにも。
工場の流れ作業だとしても、
すごい手間がかかっているはずだ。
それを「安いから」とかって、
お金の価値が、そのモノの価値とイコールだなんて、思ってしまっている自分の思考を
いったん疑ってみてもいいんじゃないの。
■エシカルファッション啓発は苦しいし、希望もないが私たちは目覚めなくちゃいけない
人生の楽しみの大きな部分を、「安くて新しい服をショッピングしてワクワクする事」で満たしている人に、
エシカルファッションの情報を伝える事は、とても気持ちのいい役割ではない。
それに、問題視されている大手アパレル会社だって、どんどん仕組みが改善されて、
今は素晴らしく変わっているかもしれない。ずいぶん「サスティナブル」という言葉も浸透してきているみたいだし。
それに、私は、
環境問題や社会問題をバリバリ啓発している団体が、絶対正しいと思っているわけでもない。
世の中はわからない事だらけだし、
何が正解で何が不正解かもわからない。
でもね。
おかあさんの作ってくれたおにぎりを、
地面に落として、あしで
踏みつけるのは、絶対に違うよね。
自分に必要なモノ以外の、多すぎる「モノ」を抱え込み、
感謝もせず、罪悪感も覚えず、安易に捨てる事は、
おにぎりを踏みつける行為と、どこも変わらないと私は思う。
必要なモノを、必要なだけ、感謝していただく。
これを豊かな国の人が当たり前に実践するようにならないと、
地球の資源は、すべての人には均等に行きわたらないような気がするから、
小うるさいようだけど、
今日も語りました。
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理
★脱力系ライフオーガナイザー 竹内真理の素顔★
インテリア業界に関わり続けて約四半世紀。独立して片付け(ライフオーガナイザー)の道に進む。ニックネームは「まりお」。
子供は2人すでに独立し、今は猫の「まめち」と気ままな2人(?)暮らしを満喫中のアラフィフ戌年生まれ。特技は空手、弱いけど酒好き。人生の一大イベントである「家作り」を通し、暮らしや家族、モノとの関わりにおいて、主体的に「幸せに生きる事」を選択する人を増やす事が私の使命です。
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