「自分のスキルで人を幸せにしたい」と思う人には、「ライフオーガナイズ」をぜひとも学んでほしい。
おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
なんか、今さっき気が付いたんだけど、
2020年にかいたこちらの記事が
やたら読まれているんだよね。
これって「ライフオーガナイザー」もしくは「片付けの仕事をしたい」と思っている人が多いって事じゃないの?
とおもいましたので、2022年度版も書いてみようかなと思いました。
こちらの記事は
✅私は片付けが得意。片付けを仕事にしている人のリアルな現状が知りたい。
✅「ライフオーガナイザー」と「整理収納アドバイザー」どちらがいい?
✅実際、片付けの仕事で稼げるの?
✅片付けのプロの日常を教えて!
というあなたにピッタリの記事です(^_-)
あくまで私個人の意見だし、仕事のエリアが「地方・徳島」という事もあり当てはまらないところも多々あると思いますが参考になる部分は必ずあるはず(^^♪
ぜひ最後まで読んでね✨
■需要はある。しかし『心の壁』が想像以上に高い。
片付けの仕事をしていると、「私も片付けに悩んでいるのよ」と自己開示する人はびっくりするほど多い。
でも、だから依頼が来るか・・というと、そうではなくて
「来てもらいたいけど、まずはその前に片づけなくちゃねー」と
本音か嘘かわからんよーな言葉が後に続きます。
そもそも、片付けの仕事という意味がほとんどの人は理解できないみたいです。
片付けの仕事だって言っているのに、「ところでそのお掃除の仕事って・・」とかもよく聞かれる。
お掃除ちゃうっちゅーねん・・・と虚しいツッコミを心の中でする私。
「家事代行」だと思われている所もあります。
金持ちの人からは「わしが出張に行っている間にきれいにしておいてくれんで?」などとも言われたことがあるし。
認識の薄さもさることながら、
手ごわいのは『心の壁』。
片付けって単なる「モノ」を整理するだけの仕事のように思うけど
実際には本当にその人の心のほとんど中核まで入っていく仕事だから、
深層心理で起きる「他人に入り込んで欲しくない」という抵抗がハンパない。
「片付けられない自分を他人に見せるくらいなら一人でしたほうがまし」
「人からとやかく言われたくない」
「否定されたくない」
そんな気持ちが「心の壁」となってしまう。
ライフオーガナイズのアプローチはそうじゃない、、、と思うものの、
「片付け収納のプロ」というテレビや書籍などからのイメージは根強く、
なかなか本質が伝わらない。
■「片付け・整理収納」のスキルだけでは難しい
また、片付けの需要自体が地方ではまだまだ少ないから
片付けだけで食べていくのは厳しいのが現状だと思います。
私も、
インテリアやパースの仕事もするし、
その他のパートやアルバイトを掛け持ちすることも多々。
自由のきくその他の仕事と両立させるか、
ファッションスキルや建築スキル、お金のスキル、心理学のスキル、みたいな
何か別の特技と合わせ技で仕事をする人が多い印象です。
別のスキルと組み合わせなくても営業スキルが高い人ならば仕事をとれるかもしれないけど
なんにせよ「ビジネス感覚」がしっかりある人じゃないと、ガンガン稼ぐのは難しいと私は思う。
とはいえ、実践の片付けスキルは、コツコツ身につけるものだと思うし
お客様の気持ちを上手に引き出すコミュニケーション能力も、経験を重ねて磨かれる。
情報発信もものすんごい地道な作業だ。
いやー💦やることいっぱい💦
どんな仕事でもそうだろうけど、ライフオーガナイザーへの道も
「元手がいらないし、私にもできそう」というハードルの低さがあるぶん
いくつかの難関を乗り越えられない人はどんどん消えていく世界でもあります。
片付けも同じで、自分なりのペースを掴むことができたらいいのかもねー。
■目立ちたい人には向いていないかも
というわけで、ただ「楽して稼ぎたい」という人にはライフオーガナイズという職業は
今のところあんましオススメできないかも。
しかし、では「お金よりもやりがい」を求める人になら合っているのか・・・といえば
それも一概にも言えなくて
自身の片付けスキルを誰かに評価してもらいたい
という「承認欲求」を満たしたい人は、ライフオーガナイザーは少し向いていないと私は思っています。
なぜならライフオーガナイザーとクライアントの関係性は「先生と生徒」ではないから。
あくまで「並走」を基本とするサポートのスタンスは
あなたの収納ノウハウを伝授するのではなくて
その人オリジナルの収納の仕組みをヒアリングできき出してその場で考える、とか
どちらかというと「自分を消す」に近い気がするんだよ。
私自身も
お客様が「自分の力で片付けた」くらいの感覚になれたほうが
自己肯定感も上がるし、その後の自信にもつながると思っていて、
実際はたくさんアイデアの選択肢も出すし、メキメキ動くわけなんだけど
決定の主導権は常にお客様、ライフオーガナイザーは「黒子」なのです。
でも、自分が介入することで
思考が混乱して動けなかったお客様が
自分の中の「こうしたい」を見つけて
空間が実際に片付いて、お客様が嬉しそうにしているのを見る時はいつも
本当にやりがいのある仕事だなーっと感じます。
■仕事にしなくても学ぶ価値は「大」!
というわけで、
こんな「ライフオーガナイズ」ではありますが
これを理解しておくと、
片付けが出来るようになるだけではなく
対人関係でのストレスが減る。
無駄遣いがへる。
自分のことがありのままで認められるようになる。
などのメリットがあります。
特に「思考の整理」は訓練すればするほど上達しますし、そのことによって
理解する能力、伝える能力、自分の気持ちを整理する能力、周りに流されない能力(自分軸)なども身に付きます。
「たった一つの正解」みたいなものを追い求めなくなるから
格段に生きるのが楽になります。
みんな違う個性なんだからとわかると、比較のうずからも解放されます。
完璧にしなくてもいいんだ、と自然に思えてきます。
私も周りの人のことも、ちょっと距離を置いてみることができるようになり、すぐに腹を立てたり、悲しんだりすることが減ってきたと感じています。言いたいことも、さらりと言えるようになったのも、すぐに言いたいことが頭の中で整理できるようになったからかもしれません。
■まとめ
以上、ライフオーガナイズについてのお話でした。
ライフオーガナイズは単なる片付けというよりは、
自己肯定感を上げて片づけに取り組むための自信と勇気を取り戻すためのスキル
と言えるかもしれません。具体的な片付けのノウハウは、もう世の中にごまんと溢れていますからね😄
私たちに本当に必要なのは、この「自分の力を信じる力」と「よりよく生きたい」という情熱を取り戻すこと・・・と言えるかもしれません。
お仕事にするのか、生きる上での学びの一つにするのか。
人それぞれの活用方法があると思いますが、
気になるなーという方は、一度真剣に資格取得を検討されてみてはいかがでしょうか。
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