教科書によると思うが、私の持つ家庭科の教科書には、確かに「片付け」を教えるページがありませんでした。「片付けを教わる機会がない」というのはよく言われることだけど、どうやら本当にそうみたい。基本的スキルすぎて「片付けなんてできて当たり前」、スキルすらいらない、家事ですらない、そんな「片付け」という薄すぎる存在について、今日は考えます。
おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
「家庭科は蔑ろにされているからね」
と家庭科の先生が話してくれました。
まあ、そうだよね。受験に関係ないしね。
しかし、大人になってからの人生での活用度からしたら、
家庭科の学びは侮れない価値なんだけどなあ・・・。
そして、そんな蔑ろにされている家庭科の教科書の中でも、
さらに蔑ろにされているのが
この「片付け」という分野だというね・・・。
いやー、かなしい!なんでこんなことになっちゃってんの?
と言う事で今日のテーマは「片付けって何?」を考えます。
今日のブログを読む事で
✅簡単なはずの片付けがなぜか上手くいかない理由がわかる
✅子供に片付けを教えるためのコツがわかる
✅片付けの重要性がわかり、片付けのやる気が高まる
ぜひ今日も最後までお付き合いください(^^)/
では、早速スタートっ!
■片付けは「インフラ整備」
「片付けとは」
その問いに私が一言で答えるとしたら「家庭内のインフラ整備」かな。
私たちが社会の中で普段当たり前に生活できているのは、道路整備や上下水道の整備、エネルギー供給、ゴミの回収など
暮らしのベースとなるインフラ整備が陰ながら行われているからこそ・・なんだけど
片付けは「インフラ整備家庭内バージョン」だと思う。
いちいち「道路整備代として2万ずつ徴収します」とか言われたら
わあっ・・・高っか・・・💦、でも、道がないと困るからなぁ・・
とことの重要性が二万以上はあるんだなと認識できて、ありがたいとも思うけども
無料(ホントは税金だが)で知らないうちに整備されているのが当たり前だと思ってしまうと
ありがたみも感じなくて、なんなら欠陥ばかりが目につくことにすらなる。
たまに道に穴が開いているだけで、「全くもう❗️」とかおもっちゃうもんね💧
片付けも、おなじ。
くそうっ、勝手に綺麗になってんじゃねーぞ❗️
当たり前だなんて思うな❗️
■おうちの中の「都市計画」
そんな「片付け」に対する理解のなさも
片付けの重要性や、難しさをはじめに学んでいないからだとも言えるよね。
では、実際に家庭科で教えるとしたら、
どんなふうに教えたら片づけできるようになるんだろう。
■片付けにも種類がある
・「もどす」片付け
一般的に「片付け」というと、
たぶん「すでに仕組みは出来ていて、そこにもどす」
という、「整頓」を教えるような感覚なんじゃないかなとおもう。
ママが作った「仕組み」を、子供が「守る」
そんなレベルなら、「服を引き出しに入れましょう」で終わり。
でも、皆さんが困っているのはそこじゃない場合が多くありません?
「仕組み」づくりで困っているんだよ!
そうなんだよね。
・「仕組み作り」からはじめるお片付け
本当は、いろんな要素が絡み合った「モノ」と「行動」をうまく整理して、仕組みをつくりたい。
「都市計画図」みたいなものを作らないと、
渋滞せずスムーズに通れる高速道路は作れないのとおなじように
家庭内の片付けも、
「収納計画図」をもとに、片づけていかないと
根本的な解決にならないんだよ。片付けが実は難しい・・といわれるのはここなんだ。
とはいえ、
何事にもその人に合わせたステップがあるから
少なくとも高校の授業では
「家族の行動を分析して、それぞれに無理の無い収納計画を・・・」なんていっても
なんのこっちゃなので💨
とりあえずは
引き出し一つから、片づけできるようになるのがファーストステップなんだとおもう。
「中身を全部出してよー。
で、いらんものは捨てて、よく使うものだけ手前においてね。
数が多すぎるモノはまとめて奥にいれて「ストック」って書いてね。
で、買い物にいくときには、
先にこのストックの中に使えるモノが無いか確認してから買うようにしてねー。」
これでどうだろう。
■今日のまとめ
・「片づけ」というのは家庭生活の中の「インフラ整備」
・やり方も、大切さも理解されていないのは「正しく学んでいないから」
・仕組み作りの片付けは難易度が高いが、小さなところからスキルアップを目指す。
道路も、片付いた部屋もそうだけど
当たり前すぎて感謝する事もわすれているような事に
意識を向けて「ありがたいっ」て思えるマインドを
大人も子供も取り戻せたらいいね(^^)/
ではまた〜✨
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