子供のお片付け

子供に無駄に『お片付け劣等感』を抱かせない。

こんにちは。
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

 

先日の私立幼稚園PTA連合会でのセミナーで、反応の多かったキーワードの一つに、この「子供に無駄にお片付け劣等感を抱かせない」というのがありました。

これ、実は、私たちが親から脈々と受け継がれている「負の遺産」のような気がしています。

■片づけはめんどくさいもの。そう多くの人が思い込んでいるのはなぜ?

私がこの仕事をし始めてから、常々疑問に思う事がありました。

それは、こんなに多種多様な考え方を持ち、ライフスタイルも違う人達が、なぜか『片付け』に対して揃ったように「苦手」「めんどくさい」等のネガティブイメージを持っているという事です。

そして、「捨てられない」「どうしたらいいのかわからない」と続く。

片づけに特に苦手意識を持っていない人ももちろんいますが、

それはほんの一部の「マニア」的な方々であり、一般的な『片付け』のイメージが、ほとんどの場合において「楽しそう」な事からは真逆の位地にある・・・という事が、あまりにも統一されていて、不思議だなーと思っていました。

 

で、一方で、子供たちに接するときに、ママたちは基本的に「片づけしなさい!」と言う役割。

そりゃ、子供がいつもきれいに片づけているわけがないので、そういわざるを得ない気持ちはわかりますが、

ほんな怖そうな顔で言わんでもええやないの・・・( ;∀;)と、

かつて、鬼のような顔でゴミ袋を持ち、『片付けないなら捨てる!』とのたまっていた私が言える義理でもないんですケド。

 

■「教えてあげなければ、子供たちは出来ない」まあ、そうなんだけど。

僕にお片付けなんて、出来るはずないよ。そう思ってしまったら、おしまい。

子供たちに『片付け』を教えるのは、基本的にはママの仕事だとされています。最近はどうかわからないけど。

だからこそ、ママたちは頑張って怒ったりすかしたりしながら四苦八苦しているのですが、

一歩、引いてみれば、子供たちに要求しているハードルが高すぎるような気もするのです。

私もよく、弟にパソコンを教えてもらうんですが、

ばーーーっと早口で教えられ、あげく

「なんでこんなことも出来んの!?」

なんて言われたら、泣きそうになります。(はなっから依存して、あまり話を聞いていない・・・ってのもあるけど。)

 

「パソコンは難しい。私には無理」と、いう固定概念が出来上がり、

良くも悪くも、弟に依存するようになります。

 

お片付けもよく似たもんじゃないのかな・・・と思いました。

「ママのやり方」が唯一の正解。そこから外れたら怒られる。

そんな事に、楽しみや自主性の芽が育つわけは無いのです。

 

■子供ができる範囲までお膳立てしてあげてから、あとは舵をまかせる。

本当は、ちょっと難しいくらいの事をやり遂げるのが一番楽しい。難しすぎると、嫌なんだけどね。

私がオーガナイズ作業で子供のお片付けに関わる時は、だいたい子供さんは不在の時が多い。

だから、ある程度の分類と枠組みを作り、後の仕上げを子供に任せるのだが、

それだけでも、本人はすごく「自分でやった感」があるそうで、その後生き生きとお片付けに取り組みだすらしい。

 

昔、二歳の子供さんが帰ってきたときに自分のおもちゃコーナーが出来ている事と、部屋が片付いている事に驚き、喜び、その後、落ちているリモコンをひらい、寝る前に「オモチャさんおやすみー」と話しかけているという変化をママに後日談として教えてもらったんですが、

二歳!ですよ。

落ちているリモコンをひらって、所定の位置に戻したんですよ。

子供には、もともと「きれい」を快適と思う感性が備わっているとしか思えません。

 

■完璧を求めず、出来る範囲で子供に任せる「信頼」というメッセージ

モノを持ち、歩き始めたらお片付けはスタートできる。どんな小さなことでも、出来る事を任せてみよう。きっとかわいいはず✨

だから、どんなに小さくても、出来る事を子供に「任せてみる」という話をセミナーでさせていただいたのです。

細かな流れは、ここでは説明しきれないけど、

ママの「あなたの力を信じているよ」というメッセージは、子供は敏感に感じ取ります。

もちろん、その逆も。

子供に無駄な『片付け劣等感』を与えていないか。

そして、

もしかしたら、あなたも、あなたのお母さんから『片付け劣等感』を刷り込まれた可能性はないか・・・・、振り返ってみる必要があるかもしれません。

どんな子供にも、誰にでも、その人なりの出来る事は必ずあるはずだし、正直、本当はその人ができるレベルで十分日常は対処していけるはずなんです。

 

だって、神様は「超えられない試練は与えない」って、言うじゃありませんか(^^♪

 

・・・実は、子供のお片付けで、本当に面倒なのは「大人になっているのに片付けません」というご相談・・・。今回のセミナーでもそのご相談がありましたし、正直うちの子だって、超汚部屋でございます。

その話については、また後日・・・・( ;∀;)。

 

 

徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理

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