子育て世代の片付けられない原因となっているもので、何気に黒幕として存在しているのが、この「大量のおさがり服」です。リサイクル・リユースはエコの基本・・・とはいえ、本当に今の「自分の子が着た服は次の子に回す」という善意の行動が効果的であるのか、片付けの仕事をしていると、どうも疑問がわいてくるのであります。
おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
先輩ママからたくさんのかわいいおさがり服をもらうのって
嫌な気がする人、ほとんどいないと思います。
子供服ってどれもかわいいし、自分では選ばないような服も入っていて
例えるならば「福袋」✨しかも無料!
多少シミがついていたとしても、子供はすぐに服を汚すから洗い替えにすればいいし
コスプレ感覚で可愛い我が子にいろんな服を着せるのって楽しいモノです。
しかーーーし。
しかしですよ。
片付けに行った先々で
「これは友達からもらったお下がりの服が入った紙袋」
「これは次に誰かにあげるためのサイズアウトの服」
というデカい紙袋があちこちに存在しているのよね。
まあまあ例外なく。
で、子供服のタンスは
中身がパンパンすぎてもう入らないくらいで、なんなら活用されていない。
「え?じゃあ、普段は何を着ているの・・?」と思いきや
ソファの上に取り込まれた洗濯物群の中から、拾って着ているとのこと。
「活用しているのは数枚かも」
しかも、それ、自分で買ったやつーーーーーーー!
・・・・
おさがり問題、ちょっと掘り下げてみよう。
と言う事で
今日のブログは
✅子供服がいっぱいあって片付かない。
✅可愛い子供服を買うのが何よりの喜び。
✅このあんまり着ていないうちに小さくなった子供服、捨てるなんてあり得ない!
というあなたにピッタリの内容となっています。
ぜひ今日も最後までお付き合いくださいね✨
目次
■結局着るのは「お気に入り」だけ

一瞬一瞬が宝物の子供時代。気に入った服を着せたいし、子供にもこだわりがある。
大量の子供服をいったん全出しして、
「本当によく着る服」を選んでもらったら
そのほとんどは「自分で買った服」になります。
実はそんな事をいうわたしもよく友人や知人からお下がり服をもらっていた。
(なんならお客様からも・・・てへへ)
服をもらうからといって、自分では買わないかっチューと、
それは別で買うんだよね。
でも、もらった瞬間は嬉しいのよ。
でもそのうちもらった服は着なくなる。不思議よね。
■「たくさんある」事のデメリット

子供別「二軍・スタンバイ」ケース。一軍の服はこれらの10分の一くらいの量でした。
おさがりをもらったり、
買い物にいって胸キュンの可愛い服を見つけちゃったりと
欲望のままにどんどん服が増えていく事のデメリットとしては
・一枚を活用する回数が少なくなる。活用しきれない。
・使おうとしてタンスにいれるも、たくさんありすぎてぐちゃぐちゃになる。
・衣替えも大変だし、サイズ別に仕分け・保管もめんどうで時間がかかる。
・人にあげるまでに住まいのスペースをとる。
一つ一つは大した問題じゃないようにおもえるかもしれないけど、
「おさがりの紙袋」がクローゼットの足元にでーんとあるだけで、
なんか全体が片付かなくなって行ったり
大量の衣類を、サイズタグを見ながら分類していく作業は、一人でやると本当に心が折れるものです。
■他人の家をゴミ処分場にしている
だから、おさがりは一見嬉しいようで、
じわっと見えないストレスを引き取ってくれた側の家庭にダメージを与えているのです。
キビシイ言い方をするならば、
「他人の家をゴミ処分場」にしている。
と言う事。
捨てるのがもったいないなら、買う枚数をへらして、自分たちでちゃんと一枚の服を着潰せばいい。
しかも「子供服は汚れるから多少汚くても洗い替えに必要かもしれない」なんて言いながら
かなり着潰した服までお下がりに回すのは、
「あなたたちは子供服を買うお金ないでしょ」と言っているようなもんなんよ。
いやー、
反論が聞こえて来そうだけど
反論するなら
ちょっと次の記事を読んでからにしてね。
■世界でも問題勃発「おさがり服」

古着どころか新品の服すらこんな感じで余っている。この服たちはどこに行っているのか。
というのも、この「おさがり服」問題は世界中で起こっている事なんだよ。
私達が「捨てるには忍びない服」を発展途上国に送るじゃない?
まさにあれがそう。
全てが無駄になっているわけじゃないし
助かる人もいる。
でも、それ以上のデメリットを、おさがりをもらった側の国が受けている事を
理解している人はとっても少ないと思う。
参考記事
「世界中の善意がアフリカの産業を殺している」古着リサイクルに秘められた不都合な真実
https://president.jp/articles/-/53225?page=4
■まとめ

子供の数が多ければ多いほど、難易度が上がる「服問題」。楽するには枚数を制限するしかない。
おさがり、リサイクル・・・で、自分の目の前から不要なモノが消えるのは
捨てるのと違って罪悪感を感じなくて済みます。
でもそれって結局は、
他人に自分のもつべき罪悪感の代替わりを押し付けている行為・・・ともいえるんだよね。
自分は美味しい上澄みだけ吸って、残りかすを人に吸わせるとかもうやめよう。
(子供が出先で吸ったあとの生ぬるいみかんの房を食べて処分した時の気持ちを思い出した)
自分で手にした「モノ」はちゃんと責任と感謝をもって使い切り「最後の後始末」までしてあげようよ。
いまのところ、クリーンに燃やせる技術のある国がちゃんと後始末してあげる事が、
結局は環境には一番いいってことになるんじゃないかと思っている。
だから、大量に回ってきたおさがりの中で
ちょっと気に入った服だけ数枚ピックアップしたら、
あとは即燃えるゴミに出してもいい。
そう自分に許すだけでも、ちょっと楽になりませんか。
この話は、もっと根本的な問題があるから
長くなるから今日はここまで(^^)/
またねー✨
片付け・引っ越しアドバイス・インテリア・家作り相談。各種
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