インテリア

アラフィフ雑貨世代

私達70年代女子は、雑貨ブーム全盛時代だったらしい。

 

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おはようございます!

脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
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先日お話した、「サンキュ!」取材の裏側秘話の一つとして

「アラフィフ世代は雑貨ブームど真ん中」という話があった。

 

私を含め、

今回の取材チームは全員が同世代アラフィフで

好きなモノや、若いころにハマったインテリアショップなどの話が普通に通じて

めちゃ楽しかったわけなんだけど

 

思い起こせば、昔は

雑誌で「インテリア特集」とかがものすごく多かったのよね。

 

ananとかも、なんなら3回に一回くらい、インテリア・雑貨特集だったような・・・・。

それも、海外取材ものが多くて、

私は常に

「なぜ日本はダサくて海外のインテリアは素敵なのか」

と悔しい思いをしていた。

 

まあ、近代になって、いきなり西洋化した暮らしに変化対応した日本。

西洋的なライフスタイルの歴が短いから、そりゃ仕方ないとも思いつつも、

 

なんなら、そこから20年、30年とたつのに、

進化してないどころか

退化しているような気がするのは気のせいか・・・・・。

 

 

今日はそんな話。

 

 

 

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■100均に頼りすぎた?

母キヌヨの収納も当たり前のように100均で揃えた。

 

 

エシカルオーガナイズとか言って、

衣服ロスの問題にかかわるようになってから

「安い服」がもたらすメリットとデメリットについて考えるようになった私だが

 

同じような事はインテリア雑貨にも言えて

100均が登場し、

さらにはそのデザインがクオリティUPしてきたからこそ

 

私達が昔恋焦がれ、一つ一つ集めてきたような

「ロングセラーの名品」みたいな雑貨が

「似たような100均の偽物」に置き換わってしまったのかもしれない。

 

弟が「これ、ねーちゃんちにあるグラスと同じだろ。これ100均なんよ✨」

と嬉しそうにデュラレックス的なグラスを見せた時にそう思った。

 

ちがっ・・・・。

それは偽物だ。

そこには歴史がないんだよーーーー、と思ったが、

そんな事、弟にはどうでもいい事だったんだよな。

 

 

「雰囲気似てれば本物じゃなくてもいいじゃん」と、

私も思う事がある。

なんちゃってイームズのチェアでいいから買いたいと思った事もある。

IKEAアイテムだって大好きだ。

IKEAが登場して、その他のインテリア雑貨の店が軒並みつぶれるんじゃないかと心配もした。

 

 

でも、その積み重ねで、

暮らしに本物めいたものがほとんどなくなって、

チープなモノが当たり前になって、

違和感も感じなくなって、

 

私達の暮らしは、本当に薄っぺらなものになってしまったのかもしれない。

 

 

 

■何か一つでいい。家の中に「本物」を

 

こんな提言、かつての雑貨マニアのたわごとだと思って聞流してくれてもいいんだけど

わたしはかねてから「一つでいいから本物を家に」と思っている。

 

わたしの場合は、「それが子供の美的価値観を育てるんだ」と思ってやっていた。

 

本物のデュラレックスのグラスを使って毎日水を飲む。

たったそれだけなんだけど

いつか子供が大きくなったときに、

「子供のころから使っていたあのグラスはこれだったんだ」

と、そのグラスの歴史や価値を認識してくれたらカッコイイなと思った。

 

その他にも

 

出来るだけ本物の素材(合板とかプラスチックではなく木やアルミや藤など)のアイテムを使う

というこだわりがあった。

それらが純粋に好きだったし、

時が立つほどに良さが出てくるのがコスパが高いと思っていたから。

 

 

 

親の価値観が子供の美的感覚を育てると、私は信じていた。

 

 

 

 

で、

実際、子供達はどうなったかというと、

 

残念ながら、案外どころかちっとも影響うけてなくて

娘はファッションは得意なのに

インテリアや収納のアイデアを出す才能はあまりないように見受けられるし

息子に至っては、きれいでなくても平気っぽい。

 

 

わたしの「本物を使う」作戦は意味が無かったのかもしれないし、

今後なにかに響いてくるかもしれない

好きでやってるんだから、別に自己満足の世界でも別にいいんだけど

 

「目利きになるには本物だけ見てればいい」という

古物商鑑定家の話をいつも思い出すんだ。

 

私達一人一人の暮らしの集積が、

この国の「文化」を作るんだと思ってる。

 

 

フランス人はインテリアや収納に悩む人はいない、という言葉に

めちゃ負けた感があって勝手に悔しい。

 

それもこれも、

「安い」という価値に

美意識が乗っ取られてしまったせいなのか。

 

 

何もかもがチープな今、

片付ける気にならないのも、

ある意味仕方がないのかもしれないと思っちゃうんよ。

 

 

 

暮らしに愛が足りない。

 

 

 

片付けの仕事をしていて思う究極の結論はここだ。

 

 

 

 

あなたが一番、大好きな「モノ」は何?

もし、大好きなモノに囲まれた暮らしなら、

あなたはどんな気分で過ごせると思う?

 

 

モノが空間を作り、空間があなたのメンタルを作る。

 

 

と、雑貨ブーム真っ只中に青春時代を過ごしたアラフィフは思うのであります。

 

 

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