前回に引き続き、日本人が陥る「バリエーションの呪い」
今回は食器が多くなる原因「日本人の食のバリエーション多すぎ問題」です。
■キッチングッズ多すぎ問題とお店の販売戦略
そもそも、日本人の料理のバリエーションは世界から見ても
すごく多いそう。
昭和の私たちの母世代は、食器のセット買い(10枚セット)などが当たり前で、
焼き魚用、刺身用、酢の物用、茶わん蒸し用、カレー皿・・・
お客様用と言われる食器もかなりの量ありましたよね💦
今はさすがにそこまでの家はありませんが、
結婚式の引き出物の食器などは、使わないけど捨てられない代表格です。
それに、子供用食器なども、かさばる原因。
やたらカラフルだし、重ねられない💦
場所を取ります。
割れたら困るのはわかるけど、
プラスチック製の食器ばかりを使わせるのも・・・どーなんかいな、と内心思ったり思わなんだり(どっちやねん)。
かわいいから、つい買っちゃうけど、
本当なら、大人と同じ食器でもいいわけです。壊れるものだと知る事も経験です。
企業側からの「買わせ攻撃」をもろにくらってしまっているものもあります。
例えば「タジン鍋」。なんであんなに流行ったんかしら。
どう考えても・・・使わねーだろ・・・(気に入って使っている人ごめん)
シリコン製調理器具、炭酸水製造機、スープメーカー・・・
面白いところで言えば、ポテトチップス製造機、リンゴの皮むき器、綿あめメーカー、流しそうめん機。
雑貨屋販売員として、それらを売ってましたよ。ええ。
一番目立つところに、山のように商品を積み上げて、盛大に販売戦略を打ち出していました。
面白いくらい売れました。
そして、その後ライフオーガナイザーとなって、捨てられていくシリコンスチーマーを見ながら胸が多少痛みました。
話はそれましたが、
そうやって、新しいメニューをどんどん取り入れてすばらしい日本人なんですけど、
「流行りの料理にチャレンジしなくては」
「いろんなキッチングッズを使いこなすのが素敵な主婦」
「料理に合ったお皿を使いましょう」
etc etc・・・
このキッチンがモノでいっぱいなのは、
売り手側の販売戦略に、私たちがあっさりと踊らされてしまっていたから・・・!?
良く考えたら、「そんなに必要じゃないかも」と気が付けるような商品でも、
流行っているからという事で、ネタとして結婚祝いのプレゼントとかで売れる。
そろそろ、そーいうの、やめていきませんか・・・。
料理に季節感を出したいなら、ちよっとした盛り付けで素敵に見せる事も可能です。
一方で捨てられないと悩みながら、
もう一方で安易にモノを買う不思議さの影に、
売り手の「買わせる戦略」が強烈に効いている事を
知っているかどうか、が大切だと思うのです。
と、同時に、
メニューもそんなにいろいろ作らなくては、と思う必要はない・・と私は思います。
ゴージャスで「うわあ」となるようなメニューは「ハレ」の日メニュー。
普段は地味で健康的なベーシックな料理。
健康面から言っても、それが結局はおすすめなんじゃないかな。
日本経済は、これから縮小していくのは確実。
それを貧しいととらえるか、
逆にいままで膨れ上がりすぎた暮らしを見直して、
身の丈にあったベストなサイズ感に、暮らしを「リサイズ」し、
新しい「豊かさ感」を作り出すか。
私的には、この「シンプルで小さな暮らし」に向かう流れは
ちょっとワクワクしています。
積極的に、モノを絞り込み、厳選したモノに囲まれた環境をつくるって、
ちょっとクリエイティブ✨
なんて、
思うのは私だけかしら。
徳島お片付けラボ エクリュプラス竹内真理
子供が自分で考えて、お片付けに主体的に取り組めるマインドを
楽しいお話しとイラスト、お友達のお片付け事例などを見ながら育てます。
ママの子供のお片付け教育のヒントに。夏休みの自由研究にもできるワークと、洋服のたたみ方実践もあります。
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