片づけの悩みの上位三位に必ず入っている「子供のおもちゃが片付かない問題」。一つは今の家の定番のカタチが、「子供を育てる事」よりも、「お客様を呼んだ時に素敵✨って言ってもらう」というほうに価値を置いているからではないか。
■徳島・脱力系お片付け・ライフオーガナイザー®竹内真理のブログ■
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こんばんは
家作りのプランニングに関わった回数は数知れず。
間取りマニアの脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
新卒後、初めて就職した会社は
設計まわりのキッチン営業。
あらゆる設計事務所の現場をまわり、間取り図や現場を見てきました。
もともと「間取りマニア」だったから、
建築家が作る家は一味ちがった独特の間取りも多く、楽しかった!
その後、地場の工務店に就職したとき、
そのある程度「パターン化」された間取りをたくさん見て、
設計事務所が作る家と、工務店が作る家との違いを実感しました。
平凡だから住みにくく、個性的だから住みやすい・・・というわけではなく、
逆ももちろんあると思います。
どちらかというと、あるていど「定番のカタチ」があったほうが、
暮らし方をイメージしやすくて使いやすいのかもしれません。
まさに、今も大多数の家は、「定番の間取り」を多少いじくって個性を出す・・・というパターンであり、
それで充分に暮らせているのだから、悪くはないと思っています(ちょっとおもんないけど。)
ただしっ!
一つだけ、言える事は
こんなにもモノの豊かな時代に過ごしながらの「子育て」につきものの
「おもちゃの定位置」をほとんど考えていない家があまりに多いのではないか、という事です。
■おもちゃの定位置=子供がそこで遊ぶ場所
かつて、私が関わった家で、一件だけ
子供が遊ぶための「キッズルーム」を作った家がありました。
かわいい雲柄のクロスを貼り(←お客様の意向)
もう、どこかのショールームにあるような「キッズコーナー」みたいな四畳半くらいのスペースでした。
「子供はすぐに大きくなるのに、こんな部屋作って無駄じゃないの?」と当時、冷ややかに思ったのを覚えています。
でも、そこまでしなくてもいいけど、
おもちゃ置き場や、子供が常に遊ぶであろう場所をしっかり考えて置く事は、
リビングの散らかりを最小限に抑える事に繋がる・・・と、今では思います。
■おもちゃの量がハンパない問題
だって、最近の子供が持つオモチャの量は、本当にハンパないです。
厳選したとしても、
レゴ、プラレール、みたいなものはあればあるだけ使いたいから、箱が大きくなるし、
ぬいぐるみもつい買ってあげたくなるし、
女の子のかわいいおもちゃキッチンは、親の憧れでもある。
それに加えて、
つい買ってしまう100均の刀や鉄砲などのおもちゃ、
パパのコレクション魂をくすぐる怪獣・ミニカー類、
ママの教育愛の深さがはかれる膨大な絵本
ちまちま場所は取らないものの、床にパラパラと落ちて踏んづけると痛い、女子の作り物系おもちゃ。
それらも、絞り込むには結構(親の)勇気がいるものです。
絞り込めないとしたらどこに置く?子供部屋?
・・・・・リビングですよね・・・・。やっぱり。
目に届く範囲で遊んでいて欲しいですもんね。小さいうちは。
リビングに、それだけたくさんのおもちゃを置く羽目になるなんて、
家作りの最中で、ステキモデルハウスを見たばかりの、
頭がちょいと湧いている状態の時に、
思い出せる人が、本当に少ない‥‥、という事を、
私は身をもって体験しているのです。
(だったら、プランの時に言ってあげたらいいのに、と思ったかもしれませんが、私もその当時は本当にそこまでの事が想像できず、ひたすらスッキリおしゃれなイメージのみを抱いて、そんなイメージパースを書きまくっていたわけです。オモチャの多さや、リビングで子供たちがどんな風に過ごすか・・・なんて視点が持てたのは、オーガナイザーになってからの事。子育て経験があってもそのレベルですから、設計のオジサマや、若いコーディネーターのお姉さんが気が付かないのは、仕方がないかもしれません。)
■リビングにオモチャを置いてもスッキリ見える方法
結局キッチンからも様子が見えるリビングのテレビの前あたりに、IKEAのおもちゃ収納ボックスを置いて、片づける事になるけど、
そうすると、せっかくの素敵リビングが「キッズコーナー」化してしまうのです。
どんなに片付けても、スッキリなんて難しい。
当然オトナのリラックス空間は後回しになります。
ならば、やはり別にキッズルームを作ればよかったのか・・・?
いやいや、
そんな期間限定の用途のために、専用の部屋を作る必要は無いと私は思っています。
少なくとも、解決策はいくつかあります。
子育て期も、学生期も、独立した後の夫婦二人の暮らしの時も、
カタチを変えながら、家族が快適に暮らせる家とは。
そんな事をじっくりと、
家を建てる前に考えてみませんか?
一生に一度の家作りを、失敗に終わらせないように。
家作りの勉強に投資する事は、最も確実にリターンが得られる
最高にコスパの高い投資だと思います。
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理
★脱力系ライフオーガナイザー 竹内真理の素顔★
インテリア業界に関わり続けて約四半世紀。独立して片付け(ライフオーガナイザー)の道に進む。ニックネームは「まりお」。
子供は2人すでに独立し、今は猫の「まめち」と気ままな2人(?)暮らしを満喫中のアラフィフ戌年生まれ。特技は空手、弱いけど酒好き。人生の一大イベントである「家作り」を通し、暮らしや家族、モノとの関わりにおいて、主体的に「幸せに生きる事」を選択する人を増やす事が私の使命です。
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