変化著しい世の中、「家事スキル」というものがどこまでこれからも必要になるのか、全く不明だ。洗濯は洗濯乾燥機が、掃除はルンバちゃんがやってくれる。料理だってやらない選択肢も選べる時代だ。なにもかもが外注できる。私たちにはもう、家事スキルは必要ない時代に突入していくのかもしれない。でも、ならばなぜ「私の家政婦ナギサさん」がこんなにも人気なのか。
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こんばんは
家事は特段好きでも嫌いでもない、
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
私が家政学部出身という事もあり、
家庭科の存在感の薄さや、
それにともなう「家事スキル」の全体的な低迷感は
「やばいんじゃないの?」とうっすらと思うものの、
だからといって、どうすればいいのか全く分かりません。
それに、家電はどんどん進化して、
世の中もどんどん便利になって、
「家事」が出来なくても、そんなにたいして困らないんじゃないのか、という意識も手伝い、
どっちかというと、家事はおいといても、
男性はもちろん、女性も「高学歴」→「社会的な地位の向上」のほうに力を入れてしまう時代が続いた。
そりゃ、家事スキルアップなんて、優先順位が下がる一方だよね。
■家事はしなくても死なない。死なないけども。

家政婦、掃除婦。女がする下働き・・というイメージ。
ただ、家事を一切しないで、ひたすら仕事で成功したからといって、幸せになれない
という事を、このドラマで表現したのが新鮮だったのかもしれない。
「死なない」けど、「幸せじゃない」。
仕事でくたくたになって帰ってきた時に、
きれいに整った部屋と、温かい心のこもった手料理が、
主人公の心を予想以上に癒した・・・というシーンは、
私たちが「片づけしなくても死なない」と言う言い訳で、
家事に対する嫌悪感を正当化し続けてきた事に対する強烈なメッセージだったのかもしれない。
■「家事」の後ろ側にある「見えない」もの

赤ちゃんは「愛情」が無ければ生きられないらしい。でも、それって赤ちゃんだけじゃないかもね。
赤ちゃんを成長させるためには、
清潔さと栄養があればいい・・・
と思うけど、実際はそうじゃないという実験があるらしい。
ふれあいを一切排除して、
赤ちゃんと視線を合わせないようにして育てた実験をしたところ、
実験が終わる前に、
被験者の赤ちゃんはみんな死んでしまった・・・
という衝撃的な実験です。
んだこのドラマと、この実験、少し似ている気がしたんだよね。
主人公のメイちゃんは、もしナギサさんじゃなくて、
完璧家事ロボットが同じことをしてくれても、これだけの癒しを果たして受けられたのか。
■無償労働(アンペイドワーク)という言葉の罠

あなたは寝てられていいわね。家事や子育ては私の仕事だと誰が決めたの?私も働いているのに。
日本を含め、まだまだ世界、とくに発展途上国では、無償労働(アンペイドワーク)に従事しているのは、基本的に女性だ。だから、女性は貧しい。無償労働に従事するのも、男女平等であるべきだ。
というのが今の世の中の流れだし、
まあ、一理あるとは思うけど、
それって、「お金至上主義」の考え方であって、
家事・育児・その他の生きるために必要な無償の労働に対する価値を
下げる事はしても、上げてはないよね。
女性も普通に社会で働く時代に、家事も育児も基本女性が担当・・・
だなんて、キツさ極まりないし、なんとかしたいけど、
問題の方向性が、どう考えても幸せから遠ざかっているように
私には思えて仕方がないのよ。
■「家事スキル」を手放すな

何が大切なの?仕事?お金?成功?
私が思うに、
家族のために心を込めて家事をすることは、
赤ちゃんを抱っこして、やさしく微笑みかける行為の持つ力と同じだと、
猛烈忙しいママさんたちから
反論を受ける覚悟で申し上げます。
技術革新で家事が楽になるのは、全く構わない。(もちろん片づけの外注も!)
ただ、
「家事」という行為の価値をアンペイドワークなどと貶めて、
あたかも下々の仕事・・・のような(働くのが罪、みたいな西洋的価値観の)イメージを植え付けるのは、
日本の風土には合わないと断言させていただきます。
全てを完璧にしなくてもいい。
味噌汁一つ、片づけ一つ。
出来る範囲で、家族を抱きしめるように、
心をこめて家事をする事の価値を、
男女ともに心底理解する事ができたらいいのにな、と、
今日も理想論だと思いつつも、
思うわけでございます。
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理
★脱力系ライフオーガナイザー 竹内真理の素顔★
インテリア業界に関わり続けて約四半世紀。独立して片付け(ライフオーガナイザー)の道に進む。ニックネームは「まりお」。
子供は2人すでに独立し、今は猫の「まめち」と気ままな2人(?)暮らしを満喫中のアラフィフ戌年生まれ。特技は空手、弱いけど酒好き。人生の一大イベントである「家作り」を通し、暮らしや家族、モノとの関わりにおいて、主体的に「幸せに生きる事」を選択する人を増やす事が私の使命です。
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