子供のお片付け

【幸せな子育て】子供のお片付け教育は片付けが苦手なママのほうが上手くいく。

最優先課題は「子供の自立」。主体性と思いやりの心を片付けから学ぶライフオーガナイズの「子供のお片付け」論。力が入ってつい過去最高長文です。

 

おはようございます!

「50%片付け」脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

竹内真理のプロフィールはこちら

 

子供を片付け好きにする秘訣って、なんだと思いますか?

それは「子供の力を信じてまかせる事」

 

私、自慢じゃないけど

ママに依頼されてお伺いするお片付けサポートサービスの現場で

子供さんがいたら、結果的に95%の確率で

そこの子供を「片付け好き」にしている自信があります

 

今日はそんな片付けサポートの意外な副次的効果「子供のお片付け教育」についてお話します。

 

■オトナレベルでご挨拶、そしてしれっと頼み事

ぬいぐるみ一個定位置に戻せても「片付け達人」。

 

まず、心掛けているのは「子供扱いしない事」です。

一人の人間として、ちゃんと向き合い、ご挨拶。

そして、ほぐれてきたあたりで、ちょっとしたことをさらりとお願いしてみます。

「このブロックを箱に入れてもらえる?」

入れてくれたら、普通にお礼を言います。

 

 

■「大好きな遊びを教えて」

「大好きセレクト」。実際は他のおもちゃでも遊ぶんだけど、常に「自分の大切なもの」に意識を向ける事って、大事な訓練かな・・と。

 

子供のおもちゃの片付けに有効なのは、「大好きなモノ選び」です。

みんながやりがちな

「いらないモノ選び」は、「全部いる!」と言われておしまいなんで、

「大好き」を選んでもらいます。

 

シートをしいて、その上に乗せるようにお願いすると、自然にその範囲でものを収めようとします。

場所を作ってあげて、「好きなように並べていいよ」と言ってみてもいいです。

すごく楽しそうに、「自分だけのコーナー」を作りはじめます。

 

「好きなモノを選ぶ」「好きな場所に並べる」

これが子供のお片付けの基本です。

 

大切なのは、スペースに制限をかける、ということ。

無制限だと、自分のキャパを超えて欲望が暴走するので、

子供のキャパに応じた心地よい「狭さ」がある場所を、子供コーナーとして与えてあげると、

自分で「適正な量のお気に入り」を運び込んでくれます。

多すぎるオモチャの数も、勝手に減ります。

 

自分のお気に入りの場所なのに

モノを入れすぎると不愉快になる事が

子供は直感的にわかっているのだと思います。

 

もちろん子供は気まぐれなんで、

次の日は違うものがお気に入りになる事だってあります。

だから一気にオモチャは捨てないでね

 

箱に入れていったん奥に引き上げて置いて、時々入れ替えると新鮮さが増して、また遊び始める事も。

 

 

■その子のものは、その子に収納してもらう

来年小学校にあがるお兄ちゃん。ちょっと教えたらこんなにきれいに衣装ケースに衣類を入れてくれました。ピースが「俺、片付けできる」という自信を表しているよね。素敵!

 

 

おもちゃ以外でも、「自分でやってもらう」のは有効です。

衣類収納も、引き出しに入れるのはその子にやってもらいます。

多少ぐちゃっとなっても、「イイ感じ✨」と言ってあげてください。

 

「こうやって立てて入れれば?」とか、

「もっときちんと入れて」など、

やる気の炎を消すようなことはくれぐれも言わないように。

 

子供服がランダムに入っていても死にはしません。

 

気を付ける事は、引き出しに対して物量をぐんと減らす事です。

物の量が少ないと、出し入れが楽で、モノも大切にするようになります。

 

 

 

■「ぼくは片付けが上手なんだ」と思ってもらう

この写真のこの後ろ姿が何とも言えない。

 

 

ママが片付けに楽しく真剣に取り組む姿を見たら、

自分もやりたくなる子供は多いものです。

 

そんなママと一緒に同じレベルで自分も片付け作業に貢献できたら、

もう片付けに関しては「一人前」です。

子供もきれいな空間が大好き。

 

ママに助かった、と感謝され、

片付けのプロにやり方をおそわり、

自分なりの考えを伝え、自分のやり方を褒められる。

そして、片付けが終わった後の自分の家が、まるでキラキラと輝いて見える・・・。

 

子供時代の経験として、

たった数回のオーガナイズ作業が変えがたい体験となっている事は、

片付け作業が終わっても、そこから何年も

「自分は片付けのやり方をプロに教わった」

「自分は片付けが出来る人間だ」

という自覚が消えない事でわかります。

みなぎる片づけへの自信と「どや」感。オーガナイズ経験から約二年後。

 

自分にはママを助ける力がある

という風に思える事は、思いやりや自信となります。

 

 

困難を解決するために自分で考える力

好きなモノを選ぶ力

相手の事を思いやる力

人を助けられる自分であるという誇り。

自分が動く事で、環境を変えられるという「影響力」。

 

それらすべてが、おうちの中で安全に行える「片付け」という家事の中で身につくのです。

 

 

■否定しない。指示しない。脅さない。

むやみに細々と指示しない。

 

もちろん、上手くいかない事もあります。

でも、そんなの、自由な子供なんだから想定内です。

 

出来る範囲で、気楽に

ホイホイいろんな事を頼んで子供を頼ってみるのがコツです。

 

あなたが子供を信じるから、

子供はそれに応えようとするのですから。

 

子供の片付けは「やらせる」ものではなくて

実物大のレゴや積木で、子供と一緒に自分達のお城を作っている感覚で

楽しんでやってみてください。

 

 

「それでも私の言う事は聞かないから無理」という場合は

いつでもサポートいたします。

私という第三者がいる事で、子供は多少なりとも「良い子のふり」をしようとするので

そのまま「片づけできるよい子キャラ」をその後ママの前でも崩せなくなる・・・という効果はあるように思います(^^♪

 

 

 

 

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