片付けのお仕事は 季節労働とつくづく思う。
こんばんわ。徳島お片付けラボ エクリュプラス竹内真理です。
今日は、お客様に見る行動の特徴について。
■話をしながら無意識にモノを何かのスキマに詰め込む。
オーガナイズ作業。はじめは集中できていても、作業も中盤になると、お片付け以外の話にキモチが逸れる事は、当然あります。
それまで厳密にわけていらっしゃったお客さまも、
ふと気が緩んで、手にした「少し分類に迷う小さなアイテム」を
超無意識に、意味不明な場所に置いている・・・( ゚Д゚)という場面をよく見かけます。
「んっ・・!?それは・・(・・?」と聞くと、
「あっ!つい置いちゃいました」
おそらく多くの場合、散らかりがスタートする「小さな散らかり」の元は「無意識」なのです。
「定位置に置くのがめんどうだから、とりあえずここに置いて置こう」なんて
考えている事のほうが稀で、
実のところ、意識が違う何かにむいていて(幼稚園のお迎えに行かなきゃとか、夕食の準備しなきゃとか。)
意識せずにどこかに「ぱ」と置いてしまう、その行為が散らかりのスタートなのです。
もちろん、私たちプロだってそんな事しょっちゅうです。
無意識に置いたモノは、高確率で「あれっ?どこにおいたっけ?」となる。
定位置の無いものは、ホント要注意です・・・💦
一緒に分類していても、無意識に、赤のシートと、白のシートの、どちらとも取れない真ん中に、モノを置き始める人もいます。
「お気に入り」と「イマイチ」の間に、ふわっとしたものが溜まる。深層心理での迷いが、見事に行動に出ます。
■無意識の行動こそ、ヒント
だからこそ、無意識にやっている行動を意識する事ができたら、
常に引き起こしてしまう「問題行動」の改善策を取る事ができます。
無意識の行動を自覚するのに一番早道なのは、「他人の目」を入れる。という事。
普段やっている癖は、なかなか自分では気が付かないもの。
オーガナイザーを家に上げるのが抵抗があるなら、
お部屋の写真を撮ってみるとか、
友達や親に見てもらうとかでもいいかと思いますが
友達や親は、往々にして「自分のフィルター」であなたを見ますから、
「こんなに散らかして」だの、「まじ信じられない」とか、
「こうしたらいいんじゃないの」とか「こんなことするからダメなんじゃないの?」とか、
あれこれあれこれ言われて、凹んだだけに終わる可能性も
ありますので、そこんところは、腹をくくって試してください。
■なぜ「無意識」な行動が起きるのか。
私たちが「無意識」になるのは、だいたい思考を違う場所に飛ばしているからです。
ケータイを持って移動していたら、インターホンが鳴ってつい、置いた場所がわからなくなる。
車のカギと、買い物荷物をどどどっと運び入れながら「あー、洗濯ものも取り込まなくちゃ」と、二階に意識を飛ばす。
学校の書類を見ながら、横に合った通販カタログも気になる。「とりあえず、後でゆっくり見よう」と重ねる・・・。
忙しい私たち。似たような経験、皆様あるのではないでしょうか。
とはいえ、そんな一つ一つの行為を意識しているわけにもいかず。
では、どうするか。
■無意識に置いてしまう場所を、定位置にする。
例えば、ケータイを置いた場所をよく忘れて探す私なら、
・「ケータイ置き場を、家の中に三か所決めておく」とかね。三か所なら、すぐにチェックできる。あちこちに置く可能性があるから、あちこち探す羽目になるから。
書類をつい、かさねてテーブルの上に置いてしまう癖があるのなら、
・テーブルの近くに書類分類コーナーを作る、とか。
無意識に行動しても、するりと定位置にモノが戻る仕組みこそが、理想の形だと思うのです。
そのためには、一度、しっかり「俯瞰」が必要です。
未来の「楽」のための、今の投資・・・。
そんな事を思いながらの、今年あとわずかのオーガナイズ作業でした。
この記事へのコメントはありません。