売る側の素敵な販売戦略で、束の間の夢を見る私たち消費者。夢を見るのは楽しいけれど、繰り返しになるとそれは、麻薬に似た作用もある。いつ気が付く事が出来るか。変わるべき時は近づいている。かも。
■徳島・脱力系お片付け・ライフオーガナイザー®竹内真理のブログ■
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こんばんは(^^♪
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
どうもすいません。先日の説教臭いブログの続きです。
■楽しく夢を見させてくれるお店の販売戦略
そこまでじゃなくても、単純に店の販売戦略に騙されることってたくさんあります。
騙されるっていったらイメージ悪いですが、お店にいくとわくわくするし、買い物したら楽しい気分になりますよね。私も販売する側に回ったことがありますから、その戦略の巧妙さはよくわかります。
モノを買う事で、お客様の気持ちが上がっているのです。それが良い悪いではありません。
私だって、しっかりしたホットプレートを持っているにもかかわらず、可愛くておしゃれな小型のホットプレートが欲しいと心底思った時がある。
はじめは「なんじゃこりゃ」と思ったシリコン調理器も、毎日みているうちに「便利かもな」と買いそうになったこともある。
「健康にいい」と言われたら、布団があるのに、別の高機能布団を買いたいと思う事もある。
その行動の裏側には、そのモノを手に入れたら、
・今よりももっと素敵なあなたに変われますよ✨。
という「夢」を手に入れたいと思ってしまうから。
今似たようなものを持っていたとしても、人間、その「その後の素敵な自分」を手に入れたくて、財布のひもを緩めてしまうのです。
でも、皆さまお気づきのように、それらの夢のような「今より素敵な自分」は、一瞬手に入る気がするけど、なぜかずっとは続かないのです。
そして、また次の「魔法がかかった商品」が欲しくなる。
そんな欲望にはきりがない。そこんところ、つい忘れちゃうと怖いんです。
■「自分のお金だから、どう使おうと勝手」
お金があれば、なおさら罠にかかります。
決断するために悩む時間が少ないからです。
買物の失敗をしても、たいして痛くない。
だから、また同じことを繰り返してしまう。
■「家」と「モノ」の最終地点
大きな家を建てて、その時の気分でどんどんモノを買って、たくさんある小屋裏にそれらを詰め込んでいく。
古い高級住宅街に立つ、総二階建ての家のほとんどは、かなりの確率で、二階部分は子供の残した残骸と、自分たちの不要品でうめつくされていて、老夫婦は階段を上るのがおっくうで、一階のリビングで寝起きする暮らしをしているそう。
一階で寝起きするための設計になっていないから、収納も少なく、モノは当然出しっぱなしになる。収納家具を買い足すも、その分居場所が少なくなる。
ホコリにまみれた土産モノの飾り。高そうな美容器具。賞味期限切れの健康食品。襟のあたりが黄ばんでしまった凝ったデザインの重たそうなコート。詰め込まれていたから変な型がついちゃった派手な色のバッグ。ボロボロの箱に入って、開けたら少し虫の糞が落ちている法事用お皿セット。
どれもこれも、かつての夢の残骸です。
そして主がいなくなれば、家とともに一気に壊され、産業廃棄物として処理されるのです。
それが、豊かな暮らしと言えるのか。
上手にその時その時の時代の空気感によって「買わされた」ものたちが詰まっている空間。
これが、今の日本の「住文化」の裏の一面なんだ。
私たちは「モノの買い方」を見直す時期に来ていると思う
■「お金でモノを買う」という狭い視野では解決しない
「お金があるからモノを買う」というのは、表面的には問題は無いわけです。
あなたの世界があなた一人ならば。
でも、違いますよね。
あなたの持つモノのほとんどは世界の助けによってつくられています。
だから私たちだけが、「お金があるから」という理由で、無駄に資源を取り込んでしまっていいはずがない。
地球温暖化や、CO2削減はさておいても、「道理」として私はそう思うのです。
必要なモノを必要なだけいただいて、生きる。
それでは満足できませんか・・・?
自分の持つ「過剰な欲」「安易な買い物行動」に気が付く事が、広い意味で環境問題解決への道ではないかと思うのです。
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理
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