「ライフオーガナイザー」と聞いたら「片付け」、と思うよね。でも実は私たちはそう思っていない。私たちが目指すのは何か、考えてみた。
■徳島・脱力系お片付け・ライフオーガナイザー®竹内真理のブログ■
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こんばんは。
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
「ライフオーガナイザー」という言葉は、まだまだ認知度が低いです。
人に説明するときは「片付けのプロです。」とか、あれやこれや四苦八苦して説明しなくちゃいけません。
でも、
片づけの話を求められて、いろいろと話をすると
「え」
というような顔をされる。
なぜなら、相手が思うような、例えば「こうすれば片付きますよ。」とか「この収納ボックスが使いやすいですよ。」などという話が、予想どおりに出てこないからだ。
■問題解決の鍵は「テクニックの後ろ側」にある。
「ライフオーガナイズは思考の整理からはじまるおかたづけ」という説明をすることもあります。
この思考の整理というのが、ライフオーガナイズの軸であり、特徴です。
ぶっちゃけ、片づけの手法に特別な大きな特徴はありません。(細かい事言えばあるにはあるけど)
全部出して、分けて、使いやすいようにしまう。それだけです。
ただ、そこに至るまでの「思考の整理」と言われるお客様とのコミュニケーションの段階での「質問力」と「聴く力」、そして「相手の力を信じる力」が特別に特徴的ではないか・・・と、私が見てきた範囲では思っています。
実は、片づけの問題は、お客様の能力が欠けている・・というよりは、
何か「固く握りしめている思い込み」だったり、片づけとは別の理由で「心に空いた穴」があったり、と、片づけテクニックでは解決できない「隠れた問題」があったりすることが多々あります。
そのあたりを、会話から引き出して意識化させる・・・というと、なんだか偉そうだけど、
つまりは
ジャッジせずに、
ひたすら相手を受け入れて、認める
と言う事を、「モノ」を介して繰り返しているうちに、
お客様自身が、気づいたり、改善策を見つけたりしてくれるのです。
■「ライフオーガナイズ」という考え方を身に着けた人
だから、私は、ライフオーガナイザーとは、片づけの人・・というよりは、
「ライフオーガナイズ」という考え方を身に着けた人、という感覚でとらえています。
ジャッジをせず、相手を受け入れて、認める。というのは、意識していても難しいし、
大概の人は意識すらしていないように思います。
常に誰かと自分を比較する、これはよい、これは悪い、と善悪の判断をしてしまう。
許せない、変だ、こうしちゃいけない、あれはだめ、これはだめ・・・
わからない事を、わからないままにしておけない。正解を外に求めてしまう。
違う意見を攻撃する。「こうするのが普通」なんて思ってしまう。
そんな、つい私たちがしてしまう「思考の癖」を手放して、ただフラットに目に映る世界を見る・・という技術。
それが「ライフオーガナイズ」であり、それを使ってコミュニケーションをする人の事を「ライフオーガナイザー」というのだ・・というのが私の認識です。
その技術を使って、人のプライベートの一番ヒリヒリする場所「片付け」の問題に寄り添ってサポートする事だったり、
ある時は、ファッションだったり、建築だったり、ガチ心理だったり・・・と、活躍の場はさまざまで、
各ライフオーガナイザーそれぞれに得意分野が分かれているのも、「単なる片付けの人」とくくれない部分ではないかと思います。
本当に伝えたい事は、「片付けが出来るようになる技術」ではなく、
お客様がライフオーガナイズの「考え方」をマスターして
「自分で幸せな人生を選び取る力」を取りもどしてもらう事・・なのかもしれない。
こうして書いてみると、しみじみ「大げさな仕事」だと思うわぁ・・・。
ライフオーガナイザーになる時に、「人生を整えるとか、えらい大風呂敷広げとる・・・」と、思ったけど、事実はまさに「人生を整える」仕事だった。
でも、それは、私がお客様の人生を整える・・・のではなくて、
お客様自身がそうできるようにサポートする・・という意味だったんだよね。
で、それを体感して理解してもらうためには、「片付け」というカテゴリーが、一番伝えやすいのです。
なぜなら、「片付け」は生きるベースだから。
手ぶらで裸んぼうでは、なーんにも出来ない人間が生きるための、一番の、基礎の基礎だから・・なんだ。
コロナのおかげで、もしかしたら競争社会が終わりを迎えるかもしれない。
多種多様な世界中の人達と、力を合わせる事が必要になるかもしれない。
今までの考えが、ひっくり返るような時代になるかもしれない。
そんな時に、うろたえずに心穏やかに、「これからどうするか」を考え出すために、
ライフオーガナイズは、これからもっともっと、必要な技術となる。
と、私は思うんです。どうでっしゃろ。
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理
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