家作り

「収納のプロ」として家作りに関わる時の「工夫したい欲求」と、ライフスタイルの変化に対応できる家

「さすがは収納のプロ」と言われたい欲求、ありました。はい。

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こんばんは

脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

 

建築系ライフオーガナイザーの方々とお話していると、

本当に本当に本当にーーーーーーー

家作りってのは、細かいパーツの寄せ集めで、

それがまた、微妙なミリ単位の話で間違えても、「無印の箱が入らねえ!」とかの支障をきたすという(´;ω;`)こわっ。

 

わたしみたいなおおざっぱな人間には、

元来、ミリ単位の収納システムとかはとても苦手だから、

本当を言えば、

家が建ってから呼ばれて、あるものを使ってどないかする

・・・というやり方の方が気が楽とすら思ってしまう訳です。

 

■カタチが無いところから、細かい収納プランをしていくのが、本当に良いのか。

変形クローゼット収納。便利だとは思うが、真ん中の可動だなは作り付けのほうがよかったのか、どうなのか・・・今だに不明。

 

で、こんなことを言うと、元も子もないけど・・・

収納プランを綿密にたてて、それを図面に組み込む事の重要度って、本当に高いのだろうか。

大げさな話、

ミリ単位の計算で、ぎっちりとBOXをきれいに並べたとしても、

そこに入れるものが、「幼稚園の弁当グッズ」だったりする場合、数年で入れるものが無くなるわけでして・・・。

 

キチキチとした収納プランって、結局は「今」にフォーカスしすぎている部分が混在している、という事でもあると思うのです。

 

現場の監督とケンカをしながら、

必死になって棚板の奥行を打合せして、

モノの量をはかって、今のものがきれいに収まるキッチンを新設したとしても

来年は、水の宅配をやめるかもしれない。

数年後、コストコにハマるかもしれない。

大型家電を買い替えるかもしれない。

こんな風に、キッチンですら、変化する可能性がたくさん思いつく。

 

ましてや、クローゼットなんて、服が増えたり、家族が増えたりするわけで、当初の計画なんて、一年で吹っ飛ぶ可能性だってあるのです。

 

 

だったら、

 

 

細かい作り込みは、逆にアダとなるかもしれない。

 

 

■複雑すぎる家作り業界を救うために、ライフオーガナイザーが出来る事

 

もちろん、

家作りの過程の要所要所でライフオーガナイザーがサポートする事は、すごく有効だと思う。

 

で、そのサポートの在り方なんだけど、

工務店側に出す要望は、出来るだけシンプルを目指したい、と思うわけであります。

 

これは本当にざっくりとした考えなんだけど、

例えば、「ここに下地は入れといて欲しい」

「ここだけはどうしても可動だなを作っておいて欲しい」

「ここに、こんなスペースをどうにか捻出してほしい」

 

など、必須の要望意外は、

あとからお施主様や、私たちが、ラブリコやら、通販アイテムやら、スチールラックでどうにかする・・・

という方法のほうが、

後々、ライフスタイルが変わった時に、また応用が利きやすいのではないか・・・と思う訳です。

 

へんに凝った収納プランを、出したくなる気持ちは、私もそうだったからよくわかるが、

建築的につけた収納は、ちょっとした可動だなであっても、案外高額で、しかも重い。

 

■凝った収納は出来るだけ作らない。代用できるものは無いか、考える。

 

ウォークインクローゼットとかに、壁やら棚やらをプランしてしまうよりも、

いっそオープンにしておいて、暮らしながら変化させていくという選択肢も、もしかしたら案外便利だったりするかも。(過去にいろいろとやり散らかしておいて、今さらこんなことを言うあたり、ほんまにスンマセン・・・。)

 

適材適所~とかいって、奥行きに配慮した細かい収納棚をあちこちに作るのも、できるだけ減らしたほうがいいかもしれない。

そーいうアイデアにかかるコストもバカにならんし、

用途をよーく考えたら、別にちょっとかわいいチェストを置くだけで事足りるかもしれんしね。

 

■「収納のプロ」というエゴを捨てる

使いやすさって、ほんのちょっとの事で変わるから、難しい・・・。

 

これからたぶん、収納のプロが家作りに参入してくることは増えると思うし、

いったんそれでどこかが成功したら、似たようなカタチで、

一斉にみんながお抱え収納のプロを雇う時代なんかも来たりしてねー!

 

でも、ちょっと言いにくいけど、ここだけの話・・・、今私が思う事は、

「アイデア収納」を売りにするスタイルに走りすぎるのは危険かもしれない…と言う事。

 

「収納のプロが入ったわりには、なんかあっさりした収納プランだなあ」

と言われることを恐れずに、

 

長い目で見た時に、あらゆる可能性を考えられるような使える空白を提案できたら最高だと、今の段階では私は思っています。

 

それよりは、本当はお客様自身に「シンプルな家を住みこなせるチカラ」を身に着けてもらいたい。

で、時折困ったら、変化の時期に、オーガナイザーの力をちょこっと借りればいい。

 

それに、結局は、

そういった、お客様側の「暮らし方や、買い物の仕方に対する考え方」の根本的な変化が起こらないと、どんな家でも、スッキリキレイは実現しないしね。

 

 

徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理

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