お片付け

「人が来るから片づける」を考える。

本当は短くお役立ち情報を書くようなブログを書きたいのだけど、

どうしても、自分の頭の中を整理するためのような、ブログになってしまう事をお許しください。

こんばんわ、家づくり収納コンサルタント
徳島お片付けラボ エクリュプラス竹内真理です。

■「人が来るから片づける」。誰のための家?

まあ、私もそうなんだけど、

大概の人は、部屋が散らかっていても、家族以外の人が来ない限りそんなに慌てないものです。

イライラしたり、「なんとかしなくちゃなー」と思いこそすれ、

他人が家に上がる時のようには焦らない。

よく、春の家庭訪問の時期の、皆さんの本気の慌てっぷりを見るたびに、

「本当に、みんな学校の先生しか家に上げないんだろうか・・」と思うのであります。

確かに学校の先生に「部屋が汚い」と思われるのは、なんとなく子供のイメージにも響くんじゃないか・・と思うと余計に力も入りますよね。

結局、「人にどう見られるか」が、かなり大きな要素なのです。

「自分が心地いいかどうか」はずいぶん後回し。

それって、本当の意味で「自分の人生を生きている」と言えるのでしょうか。

 

■「恥ずかしい」と思う理由は何だろう。

「人に見られたら恥ずかしいと思うのはなぜなんでしょうね。」とごく当たり前の事を聞いてみたら、

「結局自分次第なのに、片付いていないのは、自分が悪いという事。言い訳出来ないから恥ずかしいと思うのかな。」

時間がないから、忙しいから、子供が・・、収納スペースが・・・。

全ては言い訳。わかっている。

結局は自分がもっとうまくやれば、こんなことにはならないのに、という

やっていない罪悪感。

だらしない私、段取りが悪い私。

心の奥底では散らかった部屋と自分が同一化されて

自己肯定感を下げている。

 

「えー、私は片付いていなくても自己肯定感は高いよ?」とおっしゃる方もいるかもしれませんが、

では「人に見せられない」と思う他の理由って、なんでしょうね?

 

自分を責めていないのならば、散らかっていても堂々としていればいいのです。

自分はやるべき事をやりつくした。でも、いろいろな条件で今、こんな風に乱れた空間になっている。私も非常に困っている被害者なのだ。

みたいに。

 

ちなみに、同じ家に住んでいても、

ご主人様なら、こんな☝感覚でいられる事、多いかもしれません。

部屋が散らかる理由を、ご主人様が自分の責任のように感じて恥じ入る・・・なんて、あまり見たことありませんもの。

 

なんだかんだいって、やはり社会は、「片付けは女の仕事」と思っている証拠です。

・・・というよりは「片付けは女の仕事」と思い込んでいるのは、当の本人、女性なのかもしれません。

 

■「片付けは女の仕事」というのは古い価値観の思い込み

『片付けは女の仕事』なんて、表面的にはもう思っていないように見えても、出来ていない場合、責任感を感じるから「人に見せない。」という行動に出る。

こんな風に、「古い価値観」はなかなかあっさりと手放す事が難しいものです。

 

だったらどうするか。

「私は古い価値観を、大事に抱えてるなー」とまずは認めちゃいましょう。

私は、散らかった部屋を自分の責任と感じているから、人に見せて何か言われたりしたくないと思っている。

でも、家族に散らかった部屋を見せるのは平気だとも思っている。・・・・

私はなんのために部屋をきれいにしようと感じるのか。

家族のため、自分のためじゃないのか。

たまに来る「赤の他人」にさえ、「片付いている」と思ってもらえたら満足だと感じているのか。

 

それって、どう思います?なんか変だと思いませんか。

でも、大勢の人が、そんな感覚、持っているとも思いませんか。

 

「他人の評価を通してしか、自分を見る事が出来ない」こういう傾向の思い込みを持っている事、あなたご自身で感じる事はありませんか。

だから、「自分はどうしたい?」という問いに、戸惑うのです。

自分の「こうしたい」が、「人から見て良いか悪いか」という判断でかき消される。

 

そんな、自分の気持ちを取り戻すのに、一番ちょうどいい練習台が、

極プライベートな「部屋の片づけ」というカテゴリーだという事です。

 

ライフオーガナイズを通して、私がお伝えしたい事のうちの一つのお話でした(^^)。

 

自分の中の、「他人軸」で生きている部分を発見してみましょう。

「他人にどう思われるか」ではなく、

その空間で過ごすあなたが、どんな気持ちで生きているのか、が大切なのです。

100人いれば100通りある「他人の目」を気にして生きていても、キリがないですから(^^)。

 

エクリュプラス2018年版「収納コンサル」サービスメニュー

お問い合わせフォーム

 

 

 

 

 

 

 

片づけられない「本当の原因」は見えない○○前のページ

「モノを持たない暮らし」への転換期次のページ

ピックアップ記事

  1. 変化による『暮らしの歪み』をリセット!片付けはあなたの後方支援

関連記事

  1. お片付け

    キレイに収納されている事と、使い勝手の良さは別次元のお話。

    キレイに収納されてい過ぎて、つい見逃していた「改善すべきポイント」とは…

  2. インテリア

    【インテリア】あなたはどれ?素敵なお部屋の3レベル

    先日聞いた話で、「なるほどな」と思ったことを書きます。それは「…

  3. お片付け

    変化による『暮らしの歪み』をリセット!片付けはあなたの後方支援

    今日と同じ日が明日も来る。そう思っているけど、本当はそうじゃな…

  4. お片付け

    【人間は忘れる生き物ダカラ】「無意識置き」を減らす失敗リスト

    こたつを出そうと思ったら、こたつ布団が無かった。やっと見つけたと思った…

  5. お片付け

    小さなモノにこそ定位置を

    「なんちゃってきれい好き」の昔の私と、今の私の決定的な違いとは。■…

  6. お片付け

    【片付かない】モノ1個ずつ!今すぐできる初心者向け「思考の整理術」をマスターする!

    ライフオーガナイズって「思考の整理」って言葉よくつかうけど、実際のとこ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

徳島/インテリア/収納プランニング/ライフオーガナイザー®竹内真理プロフィール

エクリュプラスの各種サービス

【復刻手描きパースオンライン講座】

最近の記事

チーム「徳島お片付けラボ」の愉快な仲間たち

エクリュプラスの各種サービス

  1. メンタル

    「一番大切なもの」を見失うな。
  2. 家庭科・エシカル消費

    徳島お片付けラボ、食品ロスマイスターに就任しました。
  3. 子供のお片付け

    【辛い】子育てのイライラの気持ちを誰にも頼らず一人で落ち着かせる方法
  4. インテリア

    「簡単!格安!に素敵パーティ会場を作るコツ」今日こそノウハウ大公開!
  5. 子供のお片付け

    「親がちゃ」に見る単純すぎる「善悪のジャッジ」とハズレ?を乗り越える魔法の言葉
PAGE TOP