まりおの部屋

ステキなインテリアのお部屋にしたいならば

片付けだけでは限界がある。

では、インテリアスキルを高める為に

どうすればいいのか？

 

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おはようございます！

脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

竹内真理のプロフィールはこちら

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インテリアセンスと

ファッションセンスは

とてもよく似ているようで、

実際は全く違うスキルみたい。

 

私は

インテリアは理解できても、

ファッションに関しては、やはりイマイチよくわかっていない。

 

そんな感じで、

今回、ファッションセンスはとても良いのに

インテリアは全くわからん、という友人のサロンのインテリアを

家作りの段階からサポートしたときの話をしようとおもう。

 

 

 

 

■好きなテイストが複数あり、「これがいい」が混在する

 

プラン段階でまず整える必要があったのは

依頼者の「好みの趣味の方向性」が複数あったという事。

 

行きたいゴールが二か所あるようでは、

どのバスに乗ればいいのかわからなくなるみたいに、

インテリアコーディネートをするためには、

テイストをある程度決める必要があるんよね。

 

 

二つのテイストをミックスするのは

インテリアコーディネートの上級テクニックだが

 

それにも限界があって、

個性が強いテイストどうしを合わせるのはちとキツイ。

 

今回は「シャビーシックなヨーロピアン」と

「西海岸風の海を感じるインテリア」の二つで揺れていたので

私の力では二つを融合させる事は残念ながら出来なかった。

 

 

また「西海岸風のサーファーテイスト」となると、

私の年齢的に「昔懐かしいインテリア」しか浮かんでこないので

過去の友人の発言や趣味をトータルで考えて

「シャビーシックなクラシカルモダン」と言う事でテイストを決めた。

 

 

また「西海岸風のサーファーテイスト」を求める根本的な理由が

「海が好きだから」と言う事だったので

海を感じるようなすっきりカジュアルテイストを二階のインテリアのテーマにした。

 

依頼主の希望を

むやみに否定せず、

出来るだけ叶えるように、

でも、インテリア的にバランスがとれるようにと考えるのは

インテリアコーディネーターの仕事の一番難しいところなんじゃないかって思う。

 

 

 

インテリアのアイテムを自分の価値観のみでそこそこキレイに整えるのは

インテリアが好きな人ならば誰でも出来る。

 

でも、

インテリアコーディネーターの難しいところは

「依頼者の満足するインテリア」がゴールなんで

自分の価値観を押し付けるようではアカンって事なんよ。

 

コーディネーターが相談の上決められた方針に沿って進めている時に

それと違う事を依頼者が望んだ時には、

どうしたら、その二つを融合させるか、

融合するのが無理ならば方向転換はできるか

そのテイストを入れる事でどんなアンバランスさが生じるか・・などを

「自分のエゴ」を封印して

理論的に、フラットに

相手の尊厳を傷つけないように提案できるかどうか・・・が

私は大事なんじゃないかって思うわー。

 

 

お客様は、この膨大な情報の海から

常にいろんな「ステキ」を見つけ出して

ゴールイメージがどんどん揺らいでくる人もいる。

というか、だいたいの場合、

調べていくうちに目が肥えてくるものだから迷いも生じるのよね。

 

そんな中、

全体のバランスをみつつ、プロとして責任をもってまとめていき、

最終的にいろんな人が見ても「ステキ」と言わせるレベルにまとめ上げるのは

コーディネーターの役割りなんで

常に揺れ動く依頼者とのコミュニケーションスキルは本当に重要だと思うな。

 

 

 

 

■いろんな人の意見を聞いてしまい、迷子になる

 

 

また、コーディネートをしていて感じるのは、

ときに依頼者以外の第三者の

「こっちがいいんじゃない」

「それはイマイチよね」などの意見に

依頼者が揺れてしまう事もあるってこと。

 

親や友人などの自分と近しい人のアドバイスは

ついこの間まで他人だったインテリアコーディネーターのアドバイスよりも響くので

自分の軸が定まっていないとつい自信が無くなってしまうんだよね。

 

だからもうこれは、防ぎようがないんだけど

 

インテリアは

家具はもちろん、小さな小物を配置してはじめて完成するので

途中経過だけをみて

アドバイスしてくる人の意見にいちいち振り回されていたら

いつまでも迷子のまま結局どうすればいいのかわからなくなってしまう

ってのは実際のところあるんだ。

 

 

インテリアでも間取でも、なんでもそうなんだけど

何かを作る時は、目に見える部分の背後に

専門家なりの「そうなる理由」があって、そうなっているんだ・・・という

プロジェクトとしての全体の流れがある。

 

だから、

「そうするより、こっちがいいんじゃない？」

というアドバイスを

もしあなたがしたくなったとしても

 

あなたがコーディネーターに変わって最終責任を負う覚悟がない限り

安易にアドバイスをしないほうが、本人のためになるという事を

理解していただければすんごい助かる。

 

 

大事なのは、依頼者の「本当の気持ち」だ。

 

依頼者の「純粋な感覚」をひたすら素直に引き出してあげる事。

依頼者が大好きなあなたの「価値観」が

依頼者を迷わせてしまう事は、あなたの本意ではないはずだ。

 

 

そしてそれは

ファッションにしても、人生にしても

同じだよね。

悪気なく、深い考えもなく、アドバイスと称して否定してくる人は山ほどいるんよ・・。

 

それをいわれたら

どんなに本人が気に入っていても

親しい人から否定されたら、それはもう「好き」と言えなくなる場合もあるからね。

否定的なアドバイスは安易にすべき事じゃないと私は思うな。

 

 

本当に「自分の好き」さえわからなくて、

でも「現状のままでは嫌だ」という事はわかっていて

どうにかしたいとおもうなら、

他力を使うのは効率がいいと思う。

 

そして、サポートしてもらいつつ、

本当に自分が求めているスタイルとはどんなものなのかを

自分の中に捜し求めるんだ。

 

 

ファッションとインテリアが似ているのは

そういうところかな。

正解がないようであるからこそ

「すき」だけではちょっと心許ないんだ。

 

片付けブームが飽和状態になって

そろそろインテリアをどうしたらいいか、というフェーズになってきていると思う。

 

「自分はどんな暮らしを求めているのか」

答えはあなたの中にしかない。

 

 

 

 

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