片付け業界も、脱プラスチック、そろそろ考えようよ。
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おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付け研究所員の
エクリュプラス竹内真理です。
片付けの仕事をしている限り、
無印良品や百均などの「収納グッズ」とは切ってもきれない関係だと
思う人は多いだろう。
最近は収納テクニックに長けた一般の方も増えて
私たちの役割は「さらにプロとしての完璧性」に向いていかざるを得ないと
感じている人も多いのではないかと思うんだけど
私はその考えには懐疑的だ。
そう思う一つの理由は「収納に使う収納グッズの多さ」。
普段あまり収納事例のインスタグラムとか見ないから
今回改めて少しリサーチをしたけれど、
やはり、膨大な収納グッズを使っているなと感じた。
収納グッズを使うのがダメだ、と言いたいわけではないが
「それ本当に必要なん❓」と思ってしまうような用途も多くて、
でも、それでもそれが必要な理由を考えた時に
どうも
「収納内部の全体的な見栄え」を優先しているから
としか思えないんだよね・・💦
私たち日本人は、お弁当にも見られるように
小さな空間にきっちりと隙間なく美しくパズルのように詰め込むことに
美意識を感じる特性があるように思う。
それが片付けにも反映されて、
あとは画像で発信するツールの流行で
どうしても「全体的な美しさ」が必要になるのはわかる。
でも、それを一般の人が「普段の暮らし」、「片付いている状態」の当たり前・・・と
捉える人が増えることが問題で
「いやいや、それは商業的な目的でそうしているだけなんよ」と
言いたいけれど、なかなかね・・・美しいものを見たら、
自分もそれをやりたくなるのはわかる。
しかし
プラスチック収納グッズを使いすぎるのは
この時代にマッチしているとは到底思えない。
そろそろこの流れを変えていくべきじゃないか
・・・という話を今日はしてみようかと。
目次
🔳収納グッズの使いすぎのデメリット
収納グッズ使いすぎに関しては、
私は昔からずーっと
同じテーマで発信をしていて、
このブログを昔から知っている人からしたら
「もういいよ」と思う人もいるかもしれないが
初見の人に向けて、改めてピックアップしてみよう。
・収納空間が減る
まずはこれ。
収納グッズを使うことで収納空間は確実に減る、ということを
まずはお伝えしたい。
特に、私が「❓」と思うのは
収納ケースのシンデレラフィットという言葉で、
すでにもう、そこに入れたい物よりも、
ケースがどれくらい綺麗に収まるか、という価値観に変わっていて
その綺麗に並んだケースに何を入れよう❓
となる場合も少なくないのではないかと思ってしまうんだ。
ケースが、雑多なものを隠すツールとなっていて
いわば「映え」のためにケースを使う。
その気持ちはわかるが、
本来、そこまで映えを追求しなくてもいいような「バックヤード」まで
完璧性を求めてしまうのが私たちのようで・・・
いやいや、ケースにものを入れるときにどうしても「余白」が生まれるわけで
そのまま棚に置いた方が、よほどスペースの節約になる・・・ということも
あるんだよ。
どうしても隠したいならば、オープン棚ではなく扉つけようよ。
嫌なら、ちょっとダサいが、突っ張り棒カーテンでもいいじゃんか。
何より、オープン棚の利点は「使いやすさ」よ。
そのまま置いて大丈夫なものなら、そのまま置けばいい。
一番使う時も、しまう時もアクション数が少なくて時短になるよ。
・収納グッズの手入れの手間
これはキッチンや洗面台などの水回りの収納に関してのことだが、
本来雑多なパッケージに包まれている日用雑貨を
全て百均のケースに詰め替えてワントーンに揃えているのは
「それ、そこまで必要なん・・・❓」と、
ひねくれ者の私としては、またしても思う。
まあ、そこは人それぞれだし、よほどの潔癖症の人ならば
そういうこともしたくなるだろうが
水回りの引き出しは、とかく水で汚れがちだ。
油もうっすらついてくる。
キッチン収納って、なんか汚れてくるんよ。
これらの膨大な収納ケースたちを、
どれくらいの頻度で洗っているのだろうか。
まさか・・・汚れたら買い替えるとか、していないよね。
システムキッチンショールームのお姉さんが、「買い換えればいい」と言っていたと
お客さんから教えてもらってゾッとしたよ。
・ゴミが増える
というのも、プラスチックゴミの末路を知ってから
私はゴミ処理の問題について色々考えるようになった。
みんなはリサイクルすればいいと思っているかもしれないが、
リサイクルにもエネルギーとコストがかかるんだよ。
また、
百円とかでケースが買えることも、安いものの裏側の闇が存在する。
どこかで誰かが、低賃金で働いているからこその値段だとなぜ思わない。
あなたの暮らしを支える「もの」たちには、それぞれにエピソードがあり、
私たち消費者が、一つ一つの「もの」に対して
どこで生まれて、
どうやってここにやってきて、
捨てたらどこにいくのか、
までを考えることができたら、
この世の中も変わるとさえ言われている。
ストローまでもが海洋プラスチックゴミ問題となるこの世の中、
スタバでは紙ストローを使いつつも
あなたが捨てる収納ケースがどうなっているのかには無関心というのでは
あまりにも片手落ちではないか。
・実は使いにくいものも多い
あとはこれ。
片付けに行くと、買ったものの使いにくくて使われていないグッズがたくさん出てくる。
キッチン便利グッズとか
ビニール袋収納関連とか、
楽ちん調理器具などに特に多い。
もうさ、ビニール袋なんてさ、そのまま使ってもいいんちゃうんかなと・・・。
ビニール袋専用の引き出しか箱を一つ確保すれば問題解決なんだけど
それじゃあダメなん・・・。
それ以外にも、皿を一枚一枚立てて並べるとか
キッチンツールを一つ一つ立てて並べるとか
なんかブックエンドみたいなので一つ一つ立てて並べる動画もあったが・・・
私的には、
皿は平置きでまとめて数枚取りたいし、
しまう時も数枚まとめてしまいたい私には
一枚一枚、プラスチックスタンドに立てていくなんて
ちょっと理解不能というか・・・ほんまに便利なんかなと謎。
キッチンツールも、しまうときはがさっとまとめてしまいたいんやが・・・
一個一個、並べていくのね。みんな几帳面やわ・・・。
まあ、これもものによりけり。
人によっては、これが最適解なこともあるだろう。
とにかく、これくらい「斜め目線」で発信を受け取るのも大事なんじゃないかってことよ。
それに「映え」を追求して心ときめくのも大事だが
この時代なんだから、少しは環境のことも考えないと
片付け業界全体がバカに見られてしまう、
というのは私の密かな懸念点だ。
収納の綺麗さは大事だ。
だが、他の家族にとっては本当に使いやすいのか
ものを大切にしていると言えるか
誰の目を気にして、映えを追求しているのか・・・
どうも、収納の美しさばかりを追い求める人を見ると
地に足がついていないように感じてならないんだ。
🔳収納グッズを使わずに収納する
ということで、
散々いちゃもんをつけるだけではいけないので
私の代案をここから述べようと思う。
目的は一つ。
この「ブラスチック収納ケース大量消費」を止める。
ということ。
・収納ケースは長く使える一生物を選ぶ
まずはこちら。
やはり細々したものはケースに入れてひとまとめにしたい時もある。
雑多なものを隠したい気持ちは私にもあるよ。
だから、買うときは
一生使うつもりで収納ケースを選ぶ。
私も使っている収納ケースは何十年と使い続けているが全く変化なしだ。
アルミのケースや無印で昔買った紙の引き出しなんかも
30年以上使ってる。
質の良し悪しは、すぐにはわからないが、
つまりは買うときに「一生使うぞ」の気持ちで選ぶことが大事だということだ。
・自然に帰る素材を使う
あと、プラスチックよりは自然に帰りやすいものを選ぶのはいい選択だと思う。
ゴミ処分として埋立地問題も深刻なことを考えたら、
せめて布とか、紙とか、竹とか、藤とか、木とか・・・
色々あるよ。
しかも、プラスチック製品よりもインテリア的に素敵に見える。
まあ、埃が嫌だとか、木屑がつくのが嫌だとか
色々思うところはあるだろうが。
あくまでこれは一つの案であって絶対ではないが
「いつかは勝手に自然に帰るもの」を選ぶことは
今のご時世、結構大事だと思うわ。
・隠さずそのまま置いても映える「もの」を使う
あとは、見える場所にそのまま置いていても「映えるもの」を選ぶのは
とてもプロっぽい選択肢だと思う。
私が尊敬する暮らしの達人たちは、
みんな道具を選ぶセンスが抜群で、
ほとんどが表に出ているのに、全体として統一感があったりする。
私がめざす最終形態はここかなと思う。
そんな美しい道具たちは、大概長く持つ良品であるし
消耗品や調味料も、良いものはデザインも良かったりする。
ま、高いけどね。
あなたがずーっと使って、子供や孫の代まで使うならきっと元は取れる。
・余白を楽しむ心を持つ
あとは余白を楽しむ、ということだ。
しかし余白を楽しむのは
簡単そうで難しいみたいだ。
私も昔片付けをしていて、
ちょっと空いたスペースに
「この隙間に入るものはないかな」と探したことがあったけど・・・
実は、この「埋めたくなる隙間」を残すことが大切なんだ。
空いた空間があるからこそ、
急なものの増加や
ライフスタイルの変化に即時対応できるということを
忘れてはいけない。
なぜなら、キッチキチに詰まった収納を作っていたら
何か新しいものが入ってきた時に、本当に収納に困るからだ。
収納は常に流動するものだ。
シンデレラフィットなど、あくまで一瞬の喜びに過ぎない。
・大雑把収納を許容する
これは、私が右左脳だから、
特性として
収納内部はテキトーでもいい、と認識できる・・というのもあるかもしれない。
でも、大体この箱の中には「弁当グッズ」が入ってる。
とか
この箱の中には、日用品ストックが入ってる
というのくらいがわかっていれば、
中がまあまあ雑然としていても、
取り出すのに特に不都合はないもんだよ。
そのために、収納ケースは大きめの方が私は好きだ。
IKEAの例の布の収納ケースなんかはお気に入りだ。安いし軽いし丈夫だし。
細かく分類し過ぎなくていい。
引き出しの中身など、そこそこテキトーでも構わない。
そんなふうにハードルを下げたら、やる気が出る人もいるんじゃないかな。
薄い問題集の方がやる気になるように
「わたしにもできそう」と思うことが
モチベアップの秘訣だと私は思ってる。
片付け難民の皆さん、
しばらくInstagramを見るのはお休みしてみては。
それはあくまで「見せる」ために作られていて、
片付けに悩んでいるあなたとは初めから目的が違う。
あなたにピッタリの片付けの仕組みの答えは、
「あなた基準」でなければ解決しない。
あなたに足りないのはノウハウではなく、ほんの少しの思考の整理だ。
だから、ほんとうに困った時は、
お近くの「思考の整理を手伝ってくれる片付けのプロ」を探してみるのも
一つの有効な解決策だと思うよ。
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