しずかちゃんがデキスギ君よりのび太君を選んだみたいな感じかしら。
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脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
先日伺ったお客様が
「靴下やパンツなどの小物は、忙しかったらカゴにポンポン投げ込みでもいいんじゃない?と、昔言われたことでずいぶん楽になったんです。」
と本当に何年も前に私が言ったであろう言葉を(もはや忘れていたが)言ってくれました。
ライフオーガナイザーとしては極々当たり前の
「めんどくさいなら畳まなくてもオッケ」という常識も
一般の人にはまだまだ「え!そうなん?」というくらいの感覚なんだな。
「畳まなくては」
「きちんとしなければ」
「なんか雑然としているのはダメ」
そんな
世間一般の常識や
今まで教えられてきた「こうであるべき」
収納本やインスタからの完璧美しい事例などに
私達はどれほど縛られているのでしょう。
■完璧であることの価値なんて、大した価値じゃないと思えたら
ついつい100点を目指してしまう癖を持つ私達は
「完璧100点」が最高上位の価値のように思うけど
案外そうでもない場合もあるんですよ。
例えば初めに言った「デキスギ君とのび太君どっちを選ぶか問題」も
結局しずかちゃんは完璧100点デキスギ君より
いろいろと残念なところを持ち合わせている不完全なのび太を選んだわけで、
私なんかも、CADが描く「完璧100点」の建築パースよりも
線がゆるゆるしていて完璧じゃない手描きパースのほうが伝わるしお客様からのウケがいい
と言われる理由は
その「不完全さによる温かみ」なんだろうと思っています。
なんでもかんでも「完璧100点」が良いとは限らないのです。
先ほどの収納の仕組みも、
「色別にきれいに立てて並べられたパンツの引き出し」
よりも
「カゴに畳まずポンポン投げ込まれている収納」
が、ずっと本人の気持ちを軽く維持しつつ、
破綻しない持続可能な仕組みとして
何年も採用されているわけなんだから
それでいいじゃん!てことなんだよね。
誰じゃよ。きれいに並べるのが正解とか刷り込んだのは。
どんなやり方でも、ずっと維持し続けられて、その人が困らなければそんでいい。
■許し・許される関係
こんなふうに、
自分や他人の100点じゃない不完全さを許せるようになれば
100点であることが最高級の価値だとみんなが思わなくなれば
どんなにか楽だろうと思う。
人にはみんな得意不得意があって、
大切と思っている価値観もバラバラなんだから
『こうしなければ』なんて、
少なくとも他人をとがめるような発言をしあいっこして
お互いに縛りあうのは
もうやめたらどうかと思うよ。
「欠けがあって当たり前」だし、
相手の不得意を、自分の得意で補ってあげられるからこそ
「自己貢献感」や「自己肯定感」も得られるちゅーもんでしょ。
ありがたい事じゃん。
しずかちゃんだって
のび太のちょっとダメな部分が、ちょっとホっとしたんじゃないかと勝手に私は推測します。
同じように
どこか「隙」のある「収納の仕組み」も、
ぎちぎちで完璧な収納よりは
家族がホっとして、気楽に使えるんじゃないか。
なんでもすぐに、簡単に完璧なものが手に入るデジタルな世の中だからこそ
人間くらいはアナログの良さをぞんぶんに発揮して
欠点=個性くらいの勢いでふんぞり返っていたっていいんじゃないかな。
それがAIやロボットには無い「あたたかさ」なんだから。
(そういう意味では、ちょっと間抜けなロボットのドラえもんは高度すぎる存在なのかもね!)
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エクリュプラス竹内真理
家作りお考えの方に、モデルルームに行く前に学んでおきたい新しい家作りスキルアップコミュニティ。
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