「捨てられない」

「万引き家族」に見る「帰りたくなる家」の作り方

今さらながら、Amazonプライムで「万引き家族」を見ました。

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こんばんは(^^♪
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

Amazonプライムで映画を見る第三段。今日は「万引き家族」を見ました。

 

感想・「見てよかった」

見た後に心の中に小さなきれいなビー玉が一つ、ころんと入り込むような気持ちになる映画でした。

万引き家族の登場人物は、最終的にバラバラになって暮らす事になりましたが、

たぶん、みんなの心の中に、共に暮らした時間が、きれいなビー玉のような思い出となって、そこからの自分たちの人生を支えてくれるのだと思いました。

家族と共に暮らすって、私たちにとっても「期間限定」だったりします。

その時間をどう過ごすか・・で、いつか家族がそれぞれ独立したときに、心に「芯」ができるか、できないか・・・が決まるのかもしれないな、と思わされた映画でした。

 

ミニマリストは豊かさの証

スッキリリビングも、家族がくつろぎだすとすぐに散らかる。それが「暮らす」という事・・とも捉えられるよね。そこにイライラするのって、実はおかしなことかもしれない。

 

「貧乏人ほどモノが多い」とは決して私の言葉ではなくて、よく言われることなんですが

「万引き家族」の家もモノに埋もれて人がその隙間で暮らす・・・ような空間が演出されていました。

どんなものでもいつか、何かにつかえるかもしれないから取っておかざるを得ない。

逆に、お金に余裕があれば、モノを減らしても必要な時にまた「買えばいい」から捨てられる。

ミニマリズムに暮らすという事は、豊かさの証でもあるんですよね。

出来る人はする。

したく無い人はしない。

それだけの事です。

 

それに、スッキリ物のない空間が落ち着くと私たちは思い込んでいるけど

実は『モノが無さ過ぎると落ち着かない』とおっしゃる方は一定数いらっしゃいます。

 

たしかに、この映画のセットが、「モノがあまりない部屋」だったとしたら、

とても寒々しくて、見ている方もいたたまれない気持ちになったかもしれない。

 

モノが至近距離にあって、家族も至近距離にあって、みんなが肌を寄せ合って暮らしているからこその温かみであり、居心地の良さだった

 

これは、映画の中だけではなく、私たちの暮らしにも、実は当てはまったりすることかもしれない。

 

はっきりと言えることは、私たちの求める「本当の居心地の良さ」とは、判でついたような「モデルルーム的」なものでは決してない・・・という事。

 

「暮らし」に目を向ける事は「今ここ」にある事と同じ

適度な散らかりが心地よい・・て感覚、無い?

 

モデルルームを手本にするのは違う・・と言われても、どうしたらいいのか迷うかもしれませんね。

家を建てる時も、オーガナイズ作業をするときも

「あなたはどんな部屋にしたいですか」と聞かれますから・・・。

 

私は、その答えを出すためのヒントは、

今の自分の暮らしを、もう一度しっかりと見つめなおしてみる事だと思っています。

 

どんなに散らかっていて「きらい」だと思っている部屋でも、「この部屋にあるものの中で好きなモノなんて一つもない」と極論に走ってはいけない。

どんなに素敵なモノを増やしても、なぜか「しっくりこない」と思っている部屋でも、「使うモノ以外全部捨ててスッキリさせたい」とか、思う必要はないのです。

 

部屋をフラットな気持ちで、ただ見つめてみる。

 

子供が電話をかける時にいつも使っている手帳。

独身時代に買ったかえるの置物。

おしゃれなフライパンよりも、実はよく使っているテフロンのフライパン。

旦那様がくつろぐスペースに置いてあるお菓子のカゴ。

 

おしゃれじゃなくても、大切なモノは実はたくさんあるはずです。

それらを蔑ろにして、部屋を作っても、「家族が帰りたくなる家」は作れないのです。

 

 

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