メンタル

家事も子育ても「完璧を目指したかった」私の理由

こんばんは。

徳島お片付けラボ

エクリュプラス竹内真理です。

 

最近「完璧じゃなくてもいいじゃない。」

そんなメッセージをブログに書く事が多いと感じています。

 

片付けなんて、そんなに目くじら立ててやらなくてもいい。

素敵でおしゃれなインテリアは、したい人だけがすればいい。

 

子育て中は散らかっていても仕方ない。

ギリギリ怒るよりは、笑っているお母さんのほうがいい・・・。

 

 

そんな風に、毎回ブログにそういうメッセージを入れたくなるのはなぜか。

過去の私が、そのメッセージを聞いて、「なるほど」と心が本当に軽くなるのか・・

 

少し疑問がわいたので、

今日はそこを掘り下げてみたいと思います。

良かったら、お付き合いください。

 

 

■「完璧な妻」になりたかった私

子育て時代、今から思うと、とても完璧なんて言えたもんじゃなかった私の「妻業」ですが、

私は完璧にやっているつもりでした。

 

私は主人に頼る事が苦手だからでした。

そして、出来ていない事を「指摘されたくない」と強く思っていました。

 

だから、そこそこ子育ては自分でやったし、

料理も、掃除も、「指摘されない」ように。

自分に落ち度が無いように・・・。

 

そんな思いでこなしていました。

私は、主人から「ダメ嫁」と思われたくなかったのです。

 

 

■「完璧でなければ存在価値がない」という思い込み

そこには、自分は完璧に家事・育児をしなくては存在価値がない・・という思い込みがありました。

働いて稼いでくる主人に、さらに手を煩わせてはいけない。

私はお金を稼いでいないから、家事育児は私の仕事だから。それくらいしなくては存在価値がない。

幸い主人はほとんど家にいなかったし、

家にいても寝ている事が多く、家事や育児に不満を言う事がほとんどなかったので助かりましたが、

それでも私はそんな風に思いこんでいたのです。

 

 

つまり「自己評価」が低かった。

私のありのままの存在を主人が必要としているなんて、とても思えていなかったのです。

 

自分で自分を「家政婦化」していました。

 

 

■「頑張らない」のは怖い。

だから、そのころの私に「頑張らなくてもいい」と言ったとしても、

「そんなこと言われても」と戸惑ったでしょう。

 

頑張らないと、私の存在意義は無い。そう思い込んでいる人にとって、「頑張らない」ことは「怖い」ことかもしれない。

 

自分を振り返ってみて、そう思いました。

ゆるゆる~。ありのまま~。

一見心地いい言葉ですが

「完璧さ」を鎧としている人には、その完璧さを手放す事は難しいのです。

 

本当の意味でありのままを認められていないのは、自分自身だからです。

 

■「完璧主義」の弊害

自分を守るための「完璧主義」というだけで、既にまずいですが

表面的に何がまずいのかと言うと、

完璧になれて、はじめて安心のゼロ地点になれるのですから

そうでないとすぐにマイナス評価に陥るからです。

 

そうすると出来ない自分を責めたり、

出来ない子供を責めたりしてしまいがちに。

 

ゆるゆるにこにことは無縁の家庭が出来上がります。

 

なによりも笑顔であることが一番・・・。と、今ではつくづく思いますが、

笑顔になり切れない諸事情が、おそらくあなたにもあることでしょう。

 

 

でも。でも、です。

 

子供・・、いや自分のために。

完璧じゃない、欠陥のある自分にOKを出さなくてはいけない。

 

そうでなければ、同じものさしで

他人の欠陥も、認められなくなるからです。

 

欠陥の無い人なんていないし、ましてや子供はまだまだ未完成。

ずっと「あなたはまだここが不完全だ」と言い続けて育てる事がどんなに息苦しい事か。

 

そんな環境下で、子供がのびのびと自分の個性を伸ばすことなんて、不可能です。

 

■不完全でも支障をきたさない『片付け』でトレーニングをする。

車の運転技術が未熟なうちは、教習所という守られた空間で練習をします。

片付けとは、「生きる技術」を学ぶ教習所だと私は考えます。

ある程度、子供にゆだねる事で「考える力」が生まれてきます。

 

また、お母さん自身が片付けが苦手であることを認める事が出来たら、

子供に「手伝って」「助けて」「どうしたらいいかな?」と聞く事も出来ます。

 

不完全でも、自分の得意なところで人はいつでも助け合える。

そんな経験を積み重ねていけば、

 

自分一人が完璧じゃなくても、得意な人と助け合えばいいんだ、と思えたら、

とっても生きるのが楽になるのでは・・・。と思います。

 

 

そういう意味でも、お母さんは完璧すぎないほうがいい。

ご主人様にも、子供にも、

「お母さんはちょっと頼りないから、僕たちが守ってあげないとな」と思ってもらいながら

共に生きるほうが、なんかお互いイイ感じに成長できるのかな、なんて。

あなたが頑張りすぎると、ご主人様や子供たちの出番をうばっていることにもなるのかもしれない。

 

さあ、これを昔の私が読んで、

実行できるかというと、まだまだ難しいとは思いますが・・・( ;∀;)。

 

少しは「そうかもな」と思うかな。

 

 

 

 

 

徳島お片付けラボ エクリュプラス竹内真理

 

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