片付けが滞る理由の一つ「元に戻せない」。
このメンタルはどこから来るのか考察‼️
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おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付け研究所員の
エクリュプラス竹内真理です。

「使ったものを戻せない」
というお悩み、あるあるですよね。
私も、使った食器をすぐに洗わない癖があります。
先ほども友人に
洗い物が溜まっているシンクを発見されてしまいました。
「ちょっと溜まってからまとめて洗えばいいじゃん」
と思っているからできないんです。
みんな、多かれ少なかれ、そんなこと、あるのでは❓
でも、本気が片付けに悩んでいるのに、
片付けられない理由が「元に戻せない」というのは
もっと深い理由があるように思っちゃうんだ。
今日はそんな話。

🔳戻せないのは「戻しにくい収納の仕組み」になっているから
私はずっと、「片付けできないのはあなたのせいじゃない」と
言い続けてきた。
片付かないのは、片付けしにくい「収納の仕組み」になっているからだと。
あなたにあった収納の仕組みになれば、
きっと片付く。
セミナーでも、そんな話をする。
母親に言われた通りのやり方で、
きちんと収納を目指していたが
実は利き脳が右右脳タイプで
大雑把に、畳まなくてもポンポン投げ込むだけでいい、と決めたら
気持ちが楽になって片付くようになったと言ってくれるお客様は多い。
そんな人が過半数だとも思う。
人はちょっとした不便がストレスになって
引き出しに入れることを無意識に面倒だと思い、
「とりあえず」と棚の上に置いちゃうとか
「後で」とソファに置いちゃうとか、あるよね。
仕組みを変えることで、気持ちが楽になったことで、
「元に戻すぞ」と体が動くようになる。
問題が、ただ「収納の仕組み」だけならば・・・ね。
🔳戻す行為ができない「裏」の理由
でも実は本当はこちらが本質なんじゃないかって、
私は最近思うようになってきたんよね。
それは心の中に抱くなんらかの「不満」。
心に抱えた「不満」があると、
いろんな行動にかけるエネルギーがぐんと削がれる。
常に頭の中が、その「不満」で満たされてしまって
なんならそれが熟成して、腐敗臭を放つ時もある。
頭の中で
「なんで私が・・」「不公平だ」「私ばかり」「どうしてこうしてくれないんだろう」
などの
ネガティブな思いを他者に向けていると
目の前を見ているようで実際には見えておらず
頭の中の「どこか他の場所」に意識が飛んでしまうんだ。
そんな時に、ただでさえ苦手な片付けに意識を向けられるはずはない。
し、やろうと思っても、心がモヤっとして動けない。
そんな状態の時に、
他人がたとえ片付けの仕組みを楽に改良したとて
結局、一つ一つのものを手に取り、場所移動して元の場所に戻す行為は
最低限自分がしなきゃならんのよ。
もし、その行為ができる心の余力がお客様に生まれない限り
その片付けの仕組みは持続可能とは言えない。
心の余力はどうやって生み出すか。
それはもう、あなたの頭の中を占拠する
「不満」を解消するしかないよね。
🔳変えられるのはあなただけ
では、どうやってそのあなたの「不満」を解消するか・・・というと
ズバリ方法は一つしかなくて
それは残念ながら
「あなたが変わること」だけなんだよね。
またかよ、と思うかもしれないけど
問題は私ではなくて相手にあるのに、と思うかもしれないけど
それしか方法はないんよ。
相手をなんとか変えようとすればするほどに
世界はどんどんめんどくさい泥沼に陥ってしまうし
大体において、相手の問題って、あなたの写し鏡だったりする。
だから、
相手に対して感じる「不満」は「不満」として
一旦おいといて、
その「制約」の中で自分はどう生きるか、に目を向けるしかない。
だから、考えよう。
あなたは何を許せないと感じている❓
本当はこうすべきなのに、やってくれない相手が腹が立つ❓
何を「すべき」だと思ってる❓
相手に思うことは、心で自分に思っていることだ。
そして、考えて欲しいことは
それって本当に、絶対的に必要な「べき」なんだろうか。
ということなんよ・・・・。
自分の中にある「こうすべき」という制限が生まれた大元はなんだっただろうね。
いつからそんなふうに、自分を「べき」で縛り始めたのだろうね。
「完璧な子育て」
「完璧なスタイル」
「完璧な妻」
「完璧な部屋」
おそらく、その「べき」という思考は
今までの自分を守ってくれた思考だから
その「べき」を外すのは簡単じゃないけれど
苦しい「今」を変えるためには、
こうやって頭の中を全出しして、
手放せる「べき」が無いか、確認してみてもいいのかもね。
🔳本当に、一歩踏み出したいのなら
同じところをぐるぐる回り続けて、
変えられない壁にぶつかり続けて
それでも
諦めたくない気持ちも
手放せない思いも、あるだろう。
自分の理想が高すぎるとわかっていても、
理想を下げるのは「負け」みたいに思うかもしれない。
でも、今、苦しいと感じている自分にも、
ちゃんと向き合う必要はあると思うんだ。
「もっと、もっと」という高みを目指す思考が悪いわけでは無いけれど、
人生は長いんだから、
緩めたり、引き締めたり、色々と調節しながらやってみても、
いいんじゃ無いかなと思うんだ。
欠けばかりを探す目を一旦脇に置いて、
今、「あるもの」を一つ一つ、数えてみようよ。
大切なものは、ちゃんと扱えるようなあなたに、
必ずなれる。

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