なぜ「もっともっと」と言う欲望が止まらないのか。
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おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
「より良い未来創造シリーズ」前回の話はこちら
ではその「消費行動のバグ」を
どうしたら正常に戻せるのか・・について
私は考えた。
この資本主義社会の
「ものを売る仕組み」は巧妙で
すでに十分にものを持っているのに、
「もっともっと」「まだまだ不十分」と思ってしまう
欠乏感を常に抱くような罠が張り巡らされている。
だから、それに惑わされないような
揺るがない「自分軸」と
「自分はそのままで価値がある」と言う自己肯定の
感覚を取り戻さなければ
いつまでも社会に流されて
無駄な消費を繰り返してしまうってことなんよ。
ぼーっとSNSを眺めていたら、
ついつい「痩せなきゃ」「片付けなきゃ」
「おしゃれにならなきゃ」
「もっと稼がなきゃ」
「もっと優しく賢い子育てしなきゃ」などと
果てしなく自動的に思ってしまうものだ。(私も常におもう)
その誘惑というか、巧妙な罠にちゃんと意思をもって抗わなきゃいけない。
「自分軸」とか「自分の価値観の明確化」というやつなんだけど
では、それら「自分軸」や「自分の価値観」はどう取り戻せばいいのか。
私が行きついた答えは
なんと
「自分達の歴史」だったんだ。
別の言い方をするならば
この社会の成り立ちを知ること・・・だった。
私たちが「何者であるか」ということも。
それを知ることで、少なからず
この資本主義社会の罠に踊らされることが
「・・・かっこわる・・・」と思えてくる。
片付けと歴史。
そんな意味不明なテーマに、今日は切り込んでみたいと思う。
■自己肯定感の喪失と自虐史観
ちなみに
私がよくキーワードとして用いる「自己肯定感の低さ問題」だが
それは実は
私だけの問題ではなく、
日本人は全体的に
自己肯定感が世界の他の国々に比べて低いと言われる。
さらには、
世界の中でも安全で豊かで自由な国であるはずなのに
自殺率は先進国の中でも上位に位置するらしい。
(調べたら全国で5位、先進国では一位だった・・・。ちなみに全国第一位は韓国だった。・・わかる気がする。〕
で、自己肯定感が低いと、人はそれを補うために
「モノ」に頼ろうとする人が増えるということなんだ。
気晴らしに、買い物に行き、安いものを買う・・というだけではなくて
お金があったらあったなりに、
ブランドものを買う事で自分の価値を上げようとするだろうし
知識を詰め込む事で自分の価値を上げようと考えたり
仕事で成功することが自分の価値だと捉える人もいる。
美しさを磨くために様々なものを購入する人もいるよね。
「完璧な美収納」なんかも
もしかしたらその中の一つのカテゴリーかもしれん。
それは向上心とも言えるが
「そのままの自分には価値が無い」
という欠乏マインドと背中合わせでもある。
なんにせよ、それがいろんな形で
「過剰な消費行動」と繋がってしまうんだ。
たくさんモノを作って大量に売りさばく事で利益を得る
今の社会構造からすれば、
この私たちが持つ自己肯定感の低さからの「もっともッと」の欠乏マインドは
都合がいいだろう。
と言うふうに
すでに私達は、マインドのベースに
この社会にとって都合の良い「自己否定」が組み込まれちゃってる。
バクっと大雑把に言い切るならば
私はこれが片付けが難しくなる理由だと思っているんだけど
そもそもこの、どんなにあがいても沸き起こる日本人の「自己否定」癖は
大昔からの国民性なのか、と調べたらどうもそうじゃないらしい。
なんと、これは戦後に「作られたもの」だったんだ。
■本当の歴史を知る事で自分を取り戻す
戦後に自己否定マインドが作られた・・・と聞いて
ピンと来る人とこない人がいると思う。
ピンとこない人は、ぜひご自身で調べてみてもらいたい。
戦後、私たちのマインドが大きく変わってしまったとある三つの政策について。
自分を否定してしまう癖に悩んでいる人はとても多いが
それが自分のせいだけではなく、
もし、「誰かによってつくられた思い込み」だったとしたら、
それだけでも自己否定から抜け出すヒントになるかもしれないじゃない。
私は30年くらい前に、
本当の日本の歴史は、
学校で教わったことと事実は少し違うのかもしれないという事に
気が付き始めた。
そこから、少しずつ歴史に興味をもつようになり、
TOLAND VLOGを始めとする歴史考察にたどり着いたのだけど
もっとみんなが日本の
本当かもしれない
隠された別の歴史に興味を持てば
片づくかどうかは別として、
世界の見方はずいぶん変わると思う。
片付けたくて、このブログ読んでいる人にとっては
なんで片づける為に歴史なの
と未だによくわからないと思うんだけど
大胆にはしょってシンプルに伝えるならば
片付いて快適に暮らすための本質的な事は
昔から日本人の暮らしの中に全てある・・・
と言う事なんよ。
その本質は、未だ私たちの中に生き続けている。
単に、忘れちゃっているだけなんだ。
あなたは何のために片づけたいと思っているの?
何のために、モノをたくさん欲しいと思っているの?
最終的に、どうなれば、あなたは幸せを感じる事ができる?
決して収納の中を真っ白のBOXで埋め尽くして
インスタにのせて、
だれかに承認してもらうために片づけているのではないはずだ。
ブランドバッグを山のように持っていても幸せにはなれない事くらい
もうみんなわかってる。
自分はどんな世界を作りたいの。
私は、先日のグレイトラックフェスで
一つのモデルケースを見た気がしたんだ。
支配も比較も自己否定も無い、
ありのままの自分に価値があると思える
助け合いで成り立つ世界。
「こんな世界ならいいな。」
イメージが湧くということは、実現可能だということだ。
ならば
もっとこの世の仕組みや歴史をちゃんと知る人を増やせば、
世の中は変わるはずだ。
だから、もう私は遠慮しないぞ。
伝えたいことを、伝えていく。
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