子供のお片付け

子供を片付け好きに育てるために言ってはいけないキーワード三選

今回も子供を片付け好きにさせる方法にはコツがある。

「言ってはいけないキーワードを言わない」ということだ。

 

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おはようございます!

脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付け研究所員の
エクリュプラス竹内真理です。

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子供を片付け好きにする達人を自認する私。

今回も片付け作業に参加した3歳の男の子を

すっかり片付け好きにしてきました。

 

そんな企業秘密を今日は特別に皆さんにお伝えしますっ。

 

 

 

ご質問にはブログでお答えします。お気軽にどうぞ。

 

 

🔳子供コーナーを片付ける手順

子育て世代のリビングの片付けといえば

散らかっている半分くらいはおもちゃが原因だ。

 

おもちゃの片付けは、もちろん子供と一緒じゃないと進まない。

だから、子供に馴染んでもらえるように初めから細心の注意を払う。

そして、一番初めからはおもちゃに着手せず、大人のカテゴリーをまず片付ける。

それを見ていると、子供はだんだん「次は自分の場所をやってくれ」と不思議と言い出すものだ。

 

今まで最低年齢は2歳7ヶ月だが、ちゃんとできた。

今回は3歳の男の子。

 

まずはどんな遊びが好きか聞いてみる。

本当に好きな遊びを知りたいというよりは

「片付けよう」と真っ先に言わないで楽しいことにフォーカスさせる

ということが大事なんよ。

 

自分の興味のあることに関心を持ってもらえるって、何気に嬉しいもので

そんな話をしていると子供の心が開きやすい。

そこで様子を見て

「すっごく素敵な君のコーナーを作ろう‼️」と持ちかける。

素敵なコーナーを作る=片付けるってことなんだけどね。

 

例えば今までの例で言うと

工作が好きな子は「アトリエを作ろう」

コレクションが多い子は「ミニカーギャラリーを作ろう」

などと盛り上げたこともある。

言葉はよくわからずとも、なんとなく子供もテンションが上がってくる。

 

で、心を開いてくれたら

おもちゃを分別シートの上に

「一旦出してみようねー」とじわじわと乗せていく。

 

作業の進行を焦らず、子供がおもちゃを紹介してくれたら話を聞くし

子供が遊び始めたら、注意したりせず

こっそりと一人で中身を全部出して、大まかに分類しておくと良い。

 

棚を綺麗に空っぽにして、中を拭き掃除したら

「さあ、好きなものを好きな場所に置いていいよー」と子供に全権を委ねてあげよう。

 

大好きなものからねー、繰り返し言葉をかけることで

小さな子供でも「全部を詰め込むのではないんだな」と感じ

自分なりにセレクトしながら棚に置くことができる。

 

ここで必ず守ってほしいのは

「こうした方がいいんじゃないの」とか

「これ、いらないの❓」とか

「これはいらないでしょ」とか

親から余計なことは

ぜーーーったいに言ってはいけない。

 

言っていいのは「大好きなものからおいてね」という言葉だけ。

 

置く場所も、できるだけ親が決めてはいけない。

困っていたら、「ここなら置けるんじゃない❓」などとサポートしてあげたり

「これに入れたらどうかな」と収納グッズを提案してあげるくらいで

しゃばりすぎないことが何より大事だ。

 

そして、例えどんなにあなたがこっそりたくさん手伝ったとしても

最終的には「自分でできたね」と手柄を子供に譲ってあげてほしい。

 

 

 

 

🔳オーガナイズ流「子供のお片付け」のメリットデメリット

 

以上が、ライフオーガナイズの子供のお片付けの基本的なやり方だ。

全部出す、までは一緒だが、

いらないものをいらないと決断することは子供にはちと難しい。

イマイチの二軍をいきなり分けるのもちょっと難しい。

 

だから、綺麗にしたまっさらな空っぽの場所に

全出ししたおもちゃの中から「いちばん好きなものから並べていってね」という

方法を取るのが一番うまくいく。

 

子供なりに、「綺麗におもちゃを並べたい」という欲求があるから

好きなおもちゃをぐちゃぐちゃの山積みにしていく子供はいない。

すると空間に制限があるものだから、おもちゃの数を自然と調節するようになる。

入りきらない場合、「ちょっと置いとくコーナー(二軍スペース)に入れとこうか」というと安心してくれる。

 

 

この方法でデメリットがあるとすれば、

それは「あなたの思い通り」にはならない

ということかな。

 

おもちゃのセレクトや収納方法は、基本子供に委ねられる。

ママは子供コーナーを「この範囲」と決めることだけと腹を括ろう。

 

 

 

・もちろん一回で片付けられるようにはならない

全部を3歳の子供に委ねるのは流石に難しいが、勝手にどんどん進めず 「これはどうする❓」といちいち聞いてあげて、悩んでいたら提案してあげるようにすると「自分でやった」感がでる。

 

もちろん、一回片付けたからと言って、次の日からずっと片付けができるようになるわけではない。

でも、「自分は片付けができる」という自信は、うまく壊さないようにしてあげれば

おそらく、一生消えない財産になるだろう。

 

それにはママやパパのその後の接し方次第となるが

ある程度おもちゃの管理を子供に信頼して任せることは大切で

「困ったらいつでも助けるからね」と声をかけるくらいで見守れれば理想的だ。

 

 

子供はあなたが思うよりもずっと

おもちゃを大切にしたいと本心では思ってる。

綺麗に片付けできるなら、その方が子供は嬉しいんだ。間違いない。

今回、私が折れたクレヨンがバラバラになったまま、そのまま箱に入れて収納していたら

男の子は、綺麗に色順に並べ直してくれていたし

 

さらには

私が帰った後も、ウエットティッシュで自分の棚の上を

ものを丁寧にどかしながら拭いているところをママが動画で撮影して送ってくれた。

 

 

おもちゃコーナーを片付けた後、違う場所を色々と片付けしていたら

「次はどこを片付ける❓」と興味津々で聞いてくるくらい

「片付け」というものを楽しんでくれている・・・というか

 

大体、どこの子供も

「家が綺麗になること」をとても喜んでくれるのが

印象的だ。

 

 

子供は片付けないもの。

片付けは苦手。嫌なもの、いやいやするもの・・・

 

そういう大人の思い込みこそが、

子供を片付けからさらに遠ざけているんじゃないかって思うよ。

 

 

好きなものを、自分の好きなように並べることは

楽しいに決まってる。

おもちゃも、そんなに焦って捨てる必要はなくて、

少し別の場所に隠しておけば、そのうちまた遊ぶ時もある。

 

子供の片付けに

何より大きな障害となっているのは

案外大人が安易にものを買い与えること・・・だったりしてね。

 

 

 

 

 

 

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