子供のお片付け

子供に家事の手伝いをさせる事をあきらめているお母さんへ

子供に家事をどれくらいやらせたか・・・。
実は、正直あまり自信がありません。

どこか「独り立ちしたら、家事は勝手にできるようになる」と思っているふしもありました。

 

こんばんは。
基本放任教育の
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。

 

でも、今日、お客様とお話をしていて、「家事を子供に教える事は、自立のために必須。子供のため。」という事を、あらためて「本当にそうだな」と思わされたのでした。

 

■子供のお手伝いは試行錯誤の連続

我が家の子供が小さなころは、時には「お小遣いを稼ぐシステム」にしたり、ある時は報酬無しの「家族の一員としての当然の家事分担」にしたり、「おもいやり家事手伝い」を推奨したり、いろいろとやってみましたが・・・・。

どれもこれも、今一つ定着せず💨。

子供が大きくなってからは、「何か一つだけ担当」を守ってもらうのが関の山でした。それも、どこかふわふわとサボられたりして・・・💦

ぶっちゃけ、私は子供に舐められてたんでしょうね(-“-)。

甘かったんです。だって、なんか、子供たちにはいろいろと苦労させているのに・・・、という負い目もあったし、学校でくたくたなのにかわいそう、とか、「えー」と嫌な顔をされたくない、とか、それなら自分でやったほうがいい・・・とか、逃げてました。

「うるさいお母さん」になるのが怖かった、のかもしれません。

 

■独立する前に、「恐怖で脅して」集中家事講座で叩き込む作戦に。

で、さすがにやばいと思い、

娘には、一人暮らしをするときに、「風呂掃除してないと排水溝に溜まった汚れを食べるためにゴキブリが来るよ」「栄養が偏ると太るよ」等の「脅し作戦」によって、独立直前にあらかたの家事を集中して叩き込みました。

息子にも同じような事をしてみたけど、こちらはあんまり響かなかったみたい。汚くても死なない事が体験的にわかってしまって、だめだった。

料理は多少やっていたし、洗い物もやっていたからまあいいや・・。掃除はあまりしないけど、なんとか死なない程度に家事をしているのだろう・・・。みたいな感じです。

 

でも、やはりそれは「死なない程度」の最低限の生活を維持しているだけで、とても文化的な人間とは言えん・・・(´・ω・`)。

例えるなら、ジャングルに放置してゴリラに育てられたターザン的な?(ターザンに失礼か…)

 

家事って、「知識」だけではちょっと足りない。体験して、習慣に落とし込んで、自分なりの「当たり前の快適な生活」を維持できるスキルに育てないと、本当の意味では使えない。

もう今は、勉強だけして、いい大学に入れば人生なんとかなる・・ような時代じゃないから💦もっと私たちオトナは、いい感じに「家事手伝い」を子供にもっと経験させてあげるべきかもしれない。

 

■障害を持つ子供に「親と一緒に楽しむ家事」が効果的な訳

今日のお客様は障害を持つ子供さんをお持ちの方でした。

片付けをする理由は「子供と一緒に料理を楽しめる家にすること」。「料理を一緒にすることは、子供の発達の凸凹がどこにあるのかを知るとても良い経験」だという事でした。

へーーーー!そうなんだ(*’ω’*)

 

確かに、一緒に料理をつくってみたら、相手がどんなことを知っているか、何が苦手か、どこにつまづきがあるのか、とてもよくわかる。

そして相手の「苦手」な事に気が付く事が出来たら、「どうしたらできるようになるか」考える事が出来るようになるものね。

お客様「ライフオーガナイズのお片付けと同じですよ!」

まりお「ホントだ✨」

 

 

■あきらめないで「手伝い」に参加させるために大切な事

子供にしても、脳に障害を持つ子にしても、お手伝いを喜んでさせる事は難しい。

でも、根気よく教えて習慣づけると、出来るようになるわけだから、そこはなんとか知恵をしぼって「あきらめない」方法をひねり出したいところ。

お客様(実は専門の先生だった)によると、前提として「家事は家族で協力してやるもの。やって当たり前のもの。」のような家族の方針をきめたら、ゆるぎない姿勢で、多少サボりたくても、そこはブレずに「やる」と決める事が大事らしい。

 

時々やらなくていい・・・となると、よけいにいつもサボりたくなるのは、私たちオトナも同じですもんね。私の場合、ちょっとの甘さが、子供たちの自立を阻害していたのかも_| ̄|○・・・。

 

■障害の軽い・重いはあれど、全く障害が無い人なんていない。

絵が得意で勉強出来ない人、足が速くて友達出来ない人。凸凹の度合いなんて、比べる事出来るの?

「うちの子は知的障害があるんです」とおっしゃるお客様は、予想以上に多いです。

育てにくさを感じて毎日苦心しているママの前で、「そんなのどこの子も同じですよ~」なんて言うのはあまりおススメ出来ない事はわかってはいるけれど、

全く凸凹のない人間なんて、やっぱりいないと思う。誰にでもどこかに欠点がある。

 

私はまだまだ、この分野のシロウトで、考え方も「今はそう思う」としか言えない段階だけれど、凸凹の有る無し、重度か軽度かにかかわらず、その人なりに出来る事は必ずある。と私は思う。

だから、「子供だから」「障害があるから」といって、甘やかしてはその子のためにならないんだ。あきらめてしまって、その子の能力を封印してしまってはいないか。

 

「自閉症の子を王様にしてはいけない。」

はーーーーー。確かにな。

 

子供に甘々だった私。反省。

 

徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理

 

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