子育て

「どうして準備できていないのに遊んでるの!?」毎日怒りの繰り返しを何とかしたい

こんにちは。

先日甥っ子のしつこい行動に、思わずマックでぶちギレたアカンオバちゃん

徳島お片付けラボ

エクリュプラス竹内真理です。

 

怒るなっちゅーけど、怒りたくなる時って誰にでもあります。

今日は時間を切って出かける準備をしているのに、子供たちがだらだらして一向に着替えてない・・・!という怒りのコメントに対する回答を考えてみました(^^)/

 

■境界線としての「NO」

どこまで許されるか。子供の毎日は「自分の自由を拡大するための実験室」だと思って間違いない。親のバランス感覚が問われます。

 

でも、さっきのマックの話だけど

ぶちギレるのが本当にアカンか・・というと、

やっている本人のカッコ悪さは別として、一概に悪いわけでもないとは思っていて

子供に「この人はぶちギレた(俺は境界線を越えてしまった)」と認識させる役割にはなると思います。

 

「何をやっても怒られない」というのは、ともすれば「甘え」や「慢心」を増長します。

ここから先やったら、この人はキレるな・・・という境界線は引いて置いたほうが、こっちが楽です。(たとえ「すぐにキレる器の小さい大人」と思われたとしても。)

 

ここんところが、親の場合、日々の子供たちの巧みな交渉の結果、境界線があいまいになって、

「いや?昨日はここまでは許してくれたハズだけど?」なんて言われて

「え…そうだっけ・・?」となるようでは、ぐいぐいと国境がなし崩しに寄ってきてしまう。

 

基本「性善説」で子供を語る私ではありますが、

本来、「ずる」が付く賢さも持ち合わせている子供たち。

 

こちらも、ただぼへーっと対応するわけにはいきません。

「境界線」を超えてきたら、自動的に、当たり前に、バケツが落ちてくる仕組みを確立しておきましょう。もちろん、事前の警告信号もはっきり決めておくとより親切です。

「聞こえなかった」は無しの、明確な信号が必要です。(声掛けの時に同時に体に触れる、とか、イエローカードをかざすとか。)

 

■問題行動の裏にあるもの①「オトナの都合」

忙しいとついつい忘れる「子供のキャパ」。相手は大人じゃないんですから、あなたが思うより出来ない事も多い。そして、したくない理由も。

「何度言っても約束を守れない」という悩みはよく聞くし、よく体験しましたけど

実は「無理な約束を大人の都合でさせている」事も多かったりして。

 

「○○時には出るから、着替えておいてね!」という言いつけも、その子にとっては難しいのかもしれない。能力的には可能でも、モチベーション的にね。

 

例えば、着替える事よりも、その横にある絵本やテレビのほうが魅力的に感じてしまうとか。マルチタスクが難しい小さな子供には、『着替える』行動のみに集中できる環境づくりと、あとは、なんかのメリットでもないとなあー・・・。

 

「一人で着替えたらママの喜ぶ顔が見える」って、その子にとってどれくらいのメリットになり得ます?

 

ちょっと材料的に弱いかもねー(‘ω’)

 

もし出かける先が「自分の行きたいところ」ならば、てきぱき着替えて玄関でくつ履いて待っていたりして(^^💦

 

 

 

■問題行動の裏にあるもの②「約束を守らないほうがメリットがある」と思われている。

 

出かける時間になっても、余裕で準備をしていない僕。

 

「なんでいつまでも絵本読んでるのよーーーーー!」

と言いながらママがお部屋に入ってきた。

で、どうなるかというと、倍速スピードで、ママが着替えさせてくれる。

ラッキー!

 

断然こっちのほうが楽だよね。時間ギリギリまで絵本読めるし。

 

・・・こんな風にもし思われていたら、ガッカリです。

でも、可能性、ゼロじゃありませんよ。

 

 

うちの息子なんて、学校からの帰り道によくテレフォンカードで家に電話をかけてきて

「お腹が痛い・・・迎えに来て」と言ってました。

 

お腹が弱いうちの息子。かわいそうだと、必死で迎えに行ってました。が。

大人になってから息子曰く、「あれ、嘘よ。だって学校遠かったもん。」だって。

 

・・・・・なぬーーー(@_@)!?(←バカ親確定)

 

 

そりゃ、楽出来るほうを選びますよ。子供ってホント、容赦なく自己中です。

 

■怒らず・賢く・お膳立て。そして揺るがない「境界線」

 

では、例えば学校に行く準備がいつも遅れるなら、どうしたらいいのでしょう。

 

例えば

・その子の年齢や能力に合わせて、準備させる事を決める。

・大人のペースで同時にあれこれ言わない。一つずつ確実に。(着替えている最中に持っていくものの確認とか、「顔洗ったの?!」とか、言わない。)

・遅れたら遅れた分、次の日は早く起こす。

・絵本・テレビなどの妨害要因は無くす。

・やる事リストを書いて貼る。

・動線でやる順番を決めてルーティーン化する。

・定期的にアラームが鳴るようにセットしておく。

 

環境的に出来る限りの手を打った後は、余計な事を言わず、静かに見守りましょう。

(子供がやる行動のくせを静かに観察して、妨害要因をことごとく排除して改良。)

 

そこまでやってもダメなら、そりゃ本人が学校行きたくないんすよ。

そっちの可能性も探ってみましょう。

 

そして

ただの怠け心でだらけているだけなら、境界線発動でいいんじゃないでしょうか。

 

■「あんたの人生だ。お母さんには関係ねえ。」

子供を守ってあげたい気持ちが100%通じたらこっちは安心なんですが、そうもいかない事も。最終的に決めるのは子供。痛い目にあってからやっと気が付くってこと、自分にも身に覚えがあります。

 

最終的にママが出てきて助けてくれる、と思えば、うちの子みたいに甘えが生じます。

 

それがその子にとって良くないと判断するなら、

あっさり手を放し、人生の舵を子供にゆだねましょう。

だって、子供の人生ですもん。

 

学校でがっつり怒られるのも、あながち悪い経験ではありませんよ。

どないか言い訳したり、頭を使うのもいい経験ですし、

めちゃ困るのも、また勉強です。

 

目先の楽や楽しさを取る事で、後々困るという経験て、超大切な「学び」だと思いません?

ガスコンロや換気扇の掃除、目先の楽さをとって放置した結果の大変さ・・・あれです。

 

 

学んでもらいましょう。あなたがそこまで必死になって毎朝怒り散らしながら、失敗から守ってあげる必要なんてありません。

 

別に、死ねへんしね(^^♪。

 

徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理

【子育て】参考記事

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