「捨てない」を目指す買い方

片付けの「本質的意義」と「アンチ白いボックス収納」の理由

「収納モデル」は有効なのか。

 

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おはようございます!

脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付け研究所員の
エクリュプラス竹内真理です。

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「捨てる」から始めない片付け

と言う言葉が市民権を得てきた昨今。

 

しかし

私が目指す「捨てない片付け」は

そういう

無理に初めから捨てることを意識して苦しくならなくてもいいですよ。

まずは分けてみましょう。そのうち自分に必要ないものが明確になってきますよ。

と言うような

「捨てるから始めないけど、最終的には捨てましょうね」

と言う意味ではなくて

 

「将来的に捨てなくてもいい消費を目指す」と言う意味だ。

別の言い方で言うなら「ゴミを減らす消費行動」と言ってもいいかもしれない。

 

買ったものはちゃんと使い切る。

丈夫で長持ち、ロングライフなモノ選びをする。

すぐに不要になりそうなものを安易に買わない。

 

この消費行動に向かうための意識の変容のステップとしての一つが

「片付け」と言うこと。

それが私の基本的な「片付けをする意義」だ。

少なくとも「完璧に美しい収納の仕組みを作る」と言う目的ではないのだ。

 

そこんところを詳しく書いたブログはこちら。

 

「捨てない片付け」を目指すブログ

 

つまり消費行動を変えるためのアプローチができなければ

片付けをする本質的な意味はない。と言うのが

私の「片付け」に対するスタンスだと言うこと。

 

 

 

ご質問にはブログでお答えします。お気軽にどうぞ。

🔳片付けの本質は「分類」による「自己分析」

 

「片付けは消費行動を変容させるための一つのステップ」

と言うスタンスから私は

「片付け」の最も大切な行動は

「全だし→分ける」ことだと考える。

 

つまり「自分自身をめちゃ客観的に見る」と言うこと。

これが精神的にキツく感じることが多いから

片付けは難しいとされるんじゃないかって思う。

 

なぜなら多くの人はなんらかの

自己否定的な感情を抱いていて

それを埋めるのが「もの」だったりするから

「全だし→分類」は

例えるなら

自分の内臓を引っ張り出して一列に並べて写真を撮る

みたいなものなんだ。

 

自分の「闇」と向き合う勇気がない人ほど

物に依存し、闇を埋めようとする。

だから

「全だし→分類」ができるのは

腹を括って目覚める覚悟ができている人だけ・・・

 

 

 

 

🔳素敵な「収納モデル」はワクワクするが意味がない

 

とまあ、このように地味で苦しい「全だし→分類」は

楽に美しく片付けしたい人にはあまり響かない。

 

それよりは

「どうしたらいいか」に即答してくれる

SNSの写真のような「収納モデル」みたいな「答え」を求める人が多いと感じている。

 

白いボックスを買ってきて、

シンデレラフィットで棚に並べ、

そこにものを詰め込めば

憧れのスッキリ収納が叶う・・・と言うのは

即効性があり、とてもわかりやすいからだ。

 

プロと一緒にやるなら、それでもちゃんと分類して

行動導線も考慮して作られているだろうが

そうでなければ結局

「箱にしまうのがめんどくさい」と出しっぱなしになり、

棚の内部には空っぽの収納ボックスがランダムに入ったまま・・・という惨事が起きてしまうんだ。

 

 

はっきり言うが、

白いボックス収納はスッキリ美しいが、

いちいち箱の中にしまう分、手間は増えるのでラク収納ではないんよ。

 

あなたはスッキリ綺麗を目指しているのか

楽収納を目指しているのか。

 

どんなスペースに、

どれくらいのものを入れたいと考えているのか

 

家族の行動や好み、こだわりは❓

 

片付けで織り込むべき個別の要素は山のようにあるのに

写真一枚の「収納モデル」を真似してなんとかなるようなものでは

ないのだ。

 

 

いくら表面的に綺麗に取り繕っても

あなたの「もの」に対する考え方が進歩していないのならば

いつか元に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

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