「もの」にエネルギーを感じたことはありますか❓
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おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付け研究所員の
エクリュプラス竹内真理です。

片付けとは、最終的に「買い方」だと私は思ってる。
たくさんのものを買う人より、
あまりものを買わない人のほうが片付けが楽なのは想像がつくだろう。
一つのものを長く大切に使うからこそ、
新しいものを買わずに済むわけで
大切にするためには、当然きちんと片付けたり、
メンテナンスもできると言うことだ。
お金も溜まるしね。

🔳「消費行動」で満足するマインド
ものが多くて片付けに悩んでいる人の部屋には
「値札がついたままの服」がゴロゴロ出てくる。
どうやら人間には、「買う」と言う行動をした段階で
満足してしまい、「使う」までいかない場合があるようなんだ。
本当に、「買う瞬間のワクワクの気持ち」から得られるエネルギーを
霞のように食べて元気をもらう・みたいな感じ。
そんなことを私もしていたから、他人のことをとやかく言えないんだけど。
買い物って、本当に気分が上がるんだよね。
ストレス解消で爆買い、とかやったことある人もいると思う。
でも、それってすごく非効率的なエネルギー摂取の方法だ。
服一枚作るのにかかる環境負荷を知れば、
ストレス解消爆買いは
学校中のガラスをバットで割ってバイクで走る昭和の不良と
同レベルだと言っても過言ではあるまい。
🔳エネルギーが低いものはすぐ飽きる
とはいえ、どんなに「これは絶対長く着よう」と思って買う服でも
結局、次の年には飽きて着ないこともよくあることだ。
この時代に本当にものを大切に長く使うためには
その「もの」が長く魅力的で飽きないことが結構大事で
そうじゃなければ、どんなに頭で「これを着続けなきゃ」と思っても
周りに魅力的な服が安くチラチラと視界に入れば、
「やっぱり外見は大事よね」などと言い訳をしながらまた新しい服を買ってしまう。
めっちゃ金がなければ、安い服でも何度でも着るけどさ、
案外、みんなそこまで貧困なわけではなくて
こんなブログを読んでいるあなたなら、
クローゼットにいっぱい服をお持ちのことだと思う。
だから、もしあなたが「着る服がない」とクローゼットの前でため息をつくパターンから
抜け出したいと思っているのなら、
服の持つ「エネルギー」に着目してみてはいかがですか、とご提案したい。
エネルギーなんて感じられるわけない、と思うなかれ。
私たちは、住宅を借りるときに
事故物件を避けたいと思うでしょ❓
目に見えないはずの「過去の人の念」を明らかに感じている証拠だ。
それは当たり前に感じて、良し悪しの判断にするのに
なぜ安い服にはそれを感じないのか、私は疑問に感じる。
あなたが買った、その「安い服」は
つい数週間も前は確実に外国のどこかの工場にあり、
彼の地の工場に勤務している方の手で一つ一つ作られていたはずで
その作ってくれた方の「念」がどうして染み込んでいないと信じることができるのか。
あなたがクローゼットを服でいっぱいにしている同じ時間に
その服を作ってくれた人は、狭くて暑い部屋に家族で暮らし、寝る時間も少ないくらい過酷に働いてくれているが
賃金は当然めっちゃ安い。
だって、その服がそんなに安いのに、労働者の賃金がいいわけないよね。
ちょっと調べれば、リアルなレポートはたくさん出てくる。
こちらの動画は本当にリアル。アパレル産業以外の児童労働についても考えさせられる。
この話をすると
じゃあ、何を買えばいいの、とか色々と反論が出てくるが
ファストファッションを買うなという極論ではなく、
あくまで「エネルギー」の観点で見てもらいたいんだ。
こんな「苦しい」生活を送りながら、作ってくれている服と
一方で、着てくれる人のことを考えながら、大切に、幸せな気持ちで一生懸命良い服を届けたい、と思いながら
作ってくれている服と、
どちらが、あなたに良いエネルギーをまとわせてくれているか、を考えて欲しいと言う話なんだ。
お金を払うと言うことは、
その企業を応援すると言うことでもある。
海外の弱い立場の国の労働者を奴隷のように扱い、搾取することを厭わない企業と
価格が高くて販売競争で苦戦を強いられながらも、良いものを作りたい、と頑張ってくれている企業と
あなたは、どちらの企業を応援したいと思うだろうか。
どちらの企業が長くこの世に存在して欲しいと思うだろうか。
🔳自分に対するメリットだけで考えてもいい
まあ、こう言う話になると、ついつい
「とは言っても・・」と苦しくなりがちだから、話を戻そう。
想像しにくい海外の誰かが苦しんでいることなど、ずっと考える必要はない。
ただ、自分のことだけ考えたとしても、
自分が気持ちよく、自信を持って、何回も、何年も、着続けられる服はどっちか、と
単純に考えて欲しい。
本当に良い服ならば、たまには私だってファストファッションに力を借りる時もある。
ただ、ちゃんと信念を持って作られた服は、
私の自己肯定感を上げてくれる、という一面は少なくともある。
「年齢に相応しい、ちゃんとした服を私は着ている。」古着だけどね。
その服が何年も愛され続けて、受け継がれてきたその歴史を、私が受け継ぎ大切にする。
そんな気持ちが、自分を変えてくれる。
服は私の大切なパートナーだ。
みんなはどんな服から、どんなエネルギーを受け取ってる❓
本当にお気に入りを、クローゼットの中から探し出して、集めてみるだけでもエネルギーは変わるからやってみてね。

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