コロナ騒ぎで延期してましたが、いよいよ始まりました!鳴門教育大学共同研究・第二弾!
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こんばんは
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
今日は久々に徳島お片付けラボ&鳴門教育大学家政学部の教授&生徒さんとのお打合せ。
テーマは「衣料品ロス削減を目的とした消費者教育に関する研究」です。
目次
■エシカルファッションとはなんぞや
まず、エシカルファッションとは何かと申し上げますと
直訳すると「倫理的・道徳的なファッション」という意味。
人と地球にやさしいファッションの事で、素材の選定、生産、販売までのプロセスで、人と地球環境に配慮して作られたファッションを指します。
近年は、ファッション業界のトレンド・キーワードになっているのだそう。
■オーガニックコットンて、別にお肌に優しくないんだよ?
例えば、オーガニックコットンって、多くの方が誤解しているけど、
別にふつーのコットンと比べて特別肌に優しい・・とかじゃないんだよね。
ただ、生産の時に農薬を出来るだけ使わないように生産されているって事。
生産者の方の健康や、農地のまわりの水質を守るために、無農薬で生産されているというわけで、
裏返してみたら、それだけコットン生産って、生産者や環境に負担をかけて作られているという事なんだよね。
そんな感じで人と地球を痛めながら作られているコットンで作られた服を
「断捨離~!」とか言って、バンバン捨てている人、どこの誰かいな?って事。
農薬をなぜ使うかって、生産効率がいいからに決まってる。
では
わたしらが
「やっす!色違いで買おうかいな」
とか言って買いまくっているプチプラファストファッションで使われている「木綿」は、
農薬まみれで低コストで作られたコットン?
それとも、
コットン農家のおじさんが安心して生産できて、水も汚さないよう配慮されながら作られたオーガニックコットン?
もちろん、前者だよね。
■生産された『衣類』の半分は売れないまま、廃棄されている。
正直、今のアパレルの仕組みは「病んでいる」。
大量に人件費の安い国で生産して、世界中で安く売りさばくという仕組みは、
私たちに「お手軽価格」で「質のよい服」を提供してくれているから、すこぶる金持ちでない私とかにとって、本当の事言えばありがたい。
が、生産された衣類の約半分は、売れる事なく、そのまま廃棄されているという現実があるのだ。
何十年も昔の服すら、「もったいない」と捨てられない~なんて悩んでいる間にも、
新品の服が、倉庫から出されることもなく
がっさがっさ捨てられているという事実、あなたは把握していたでしょうか。
■「無知」という罪
農薬で体を蝕みながら、生きるためにコットン栽培をしているおじさんだけではなく、
劣悪な環境の縫製工場で、安い人件費で働いている発展途上国の人々の事や、
店にあらゆる色とサイズを欠品なく並べて販売するために、膨大なロスを生んでいる販売形式などの事を
全く知らずに、
「なんでこんなに安いんかいな?おかしいな」とも思わずに、
ただただ
「やっす♡」といって思考停止で大量に購入し、
そしてそれらをクローゼットで腐らせて、
たまに断捨離してゴミ袋に何袋も服を捨てている私たち消費者の罪は
正直、重い。
■知る事。そして消費者としての「良心」を目覚めさせること。
いったんそういう裏側の事実を知ったら、なんとかせねば・・と思うわけで、
今回もそんな社会的な流れを汲んで、
県からの委託で「片付け・衣料選びに関する有資格の専門家(徳島お片付けラボの事よ)と共同で衣料品ロスの実態把握、個別指導」という取り組みをする・・という企画なわけなんだけど、
正直、そんな事をして、私たちが多少服を買う事に慎重になり、購買量を減らしたところで、何の意味があるんだろうか・・・という気持ちはある。
あるけど、それでも実際に実態を把握し、データに残して、それをもとに徳島県として、きちんとした消費者教育の呼びかけなどの行動に移していくという事なのだから、
小さな一歩ではあるけど、
大切な調査だろう。
「できるだけ買わない」「買い物の失敗を出来るだけ防ぐ」「一着を大切に長く着る」
そして、「問題をきちんと知る」
私たちが出来る事は、まずこの二つかな。
そして、大量に買わない分、浮いた予算で、ちゃんとした服作りを国内で行っているアパレルメーカーの服をを応援する意味で購入していくという流れが出来れば最高なんだけどね。
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徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理
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