片付けに行くと、収納本が山ほど出てくる「片付け現場あるある」。なぜ数多ある収納本を読んでも多くの人が片付けが上手くいかないのか。上手くいかない原因を理解して、あなたの収納本を最大限活用しよう。
おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
収納本と呼ばれる、片付けに悩む人を導いてくれる「指南本」が
この世には一体どれくらいあるのだろう。
しかし、そんな本を読んでも、
一向に片付けが進まないどころか
変にハードルが上がって
「こうしなければいけない」というプレッシャーにまでなっている人が多いみたい。
しかし、それって勿体無いことだよね。
素敵な収納本もたくさんあるんだから、
ぜひそれらを活用して片付けに励んでもらいたい。
だから、今日は
収納本を読むときの注意点を三つピックアップしてみました。
✅家に収納本が五冊以上あるけど片付けにいまだに悩んでいる
✅毎回「今回の収納本を買えば片付くはずだ」と祈るような気持ちで本を買っている
✅読むたびに劣等感にさいなまされるが、新しい本が出るとつい買ってしまう
✅おしゃれな写真が多い収納本を選んでしまう
これらの項目に一つでも当てはまった人は
ブログの続きに進んでね✨
では、今日も張り切って、Go❗️
目次
■収納本がたくさんあっても片付けが進まない三つの理由
では、早速
本を読んでも片付けが進まない三つの理由についてお話ししていきましょう。
■見栄えが最重要課題
まずはこちら。「見栄えが美しくなければ本にできない」です。
一昔前の「家事関連」の書籍を図書館で見て貰えばわかると思うけど
今と比べて、過去の収納本はまーーーーったくおしゃれじゃありません。
でも、今は一般の人のオシャレ感度が高くなりすぎて
リアルな「普通の事例」を載せたら
一気におしゃれじゃなくなってしまって本として体裁が整わない
・・・というのがあると思う。
こんな脱力系片付けおばさんでも(←片付けおばさんというネーミングについてはこちらの動画をご参照ください↓)
書籍に写真を載せるときは最大限カッコつけるもんね❗️
最大限カッコつけた写真満載の「100%REAL kitchen」
多分、この本↑のなかに載せた、我が家の食品庫の画像が
今時の収納本に載せられる限界ギリギリのリアルさなんじゃないかとすら思う。
つまり、ほとんどの収納事例はリアルじゃないんだよ。
雑誌に載っているのも含めてね。
Instagramなんて、素敵な写真を載せるツールなんだから尚更だと思う。
例えるならアイドルの体型なんだよ。
そのまんまのイメージを真似しようとすると厳しいんだよ。
■量の増減に対応できない
あとは、これ。「隙間がない」。
色々と収納本を見るけれど、一番一般的なものはやはり「収納に隙間がない」
まあ、ゆとりを持って配置・・・とかしていると
「私の家は収納が狭いからこんなにゆとりを持って置いていたら物が入りきらない」
とかクレームが来るのかもしれないが
あまりにもいろんなアイテムが、
引き出しの中に、きっちりと収納ケースに収まって
まるでキャラ弁か幕の内弁当みたいに詰まっているのを見ると
「ここに入りきらなかった「激落ちパパ」はどこに置かれているんだろう・・」とか
いらぬ心配をしてしまうのよね。
使うものを使う場所に置くのは理にかなっているけど、
あんまりにもびっしり隙間がない・・・というのは
モノの量が増減するような食品や消耗品の場合、
特に「どないするんだろか❓❓」とはてなマークが頭にいっぱい浮かぶ。
ちなみに衣類が縦に綺麗に並んでいるのも
「服の枚数が減ったら、ぐにゃってならんのかな」とかも思う。
■家族がそのクオリティについていけない
そして、これはちょっと話はずれるけど
収納本を忠実に守れてる人にありがちな
「完璧な収納を維持したい病」もなかなかの問題だと個人的には思うのよ。
だってさ・・・綺麗にセッティングされたゴミ袋をね
取ろうとしたら、グチャッて数枚出ちゃったりとかしたら、怒られるんだよ、きっと・・・。
私なんて、絶対怒られるやつだよ。
ちなみに
私は百均でゴミ袋を綺麗に入れて立てて収納するケースみたいなの買ってみたけど
一回で挫折したもん。
あまりにも完璧に整いすぎている部屋で
「あなたも片付けを手伝ってよ」なんて言われた日にゃ、
走って逃げたくなる。
本にするレベルの写真を鵜呑みにしちゃだめよ・・・。
それはあくまでアイドルなんだからね。
そして、私たちは、日々の雑務に追われる
一般的な普通の暮らしをしている人なんだから。
でも、それが悪いなんて思わないでね。
あなたにはあなたのやるべきことがあって、
片付けにあなたの大事な時間を費やしすぎるのは勿体無い場合もあるということ。
人にはそれぞれ違う役割があるんです。
素敵で完璧な片付けが全てじゃないんです。
■まとめ 「素敵な収納本は「薄目」で見る」
これはキッチンショールームのディスプレイや
住宅会社のイメージ写真でもそうなんだけど
見えても素敵な収納の絵面なんてのは、ほとんどが「嘘っぱち」だと思った方がいいんだよ。
人気の食器棚の半透明の引き戸の中身に
真っ白な食器と
KALDIや成城石井にしか売ってないような食材を隙間を
感覚を開けて並べてディスプレイして素敵そうに見せるなんて
「詐欺じゃ」と思えるくらいの意識が必要だ。
だってさ
実際はカラフルなキャラクターものの子供用食器や
大野のりや
生協で買ったフリーズドライの卵スープとかが
置きたいかもしれないじゃない。
自分ちにはどんな物があるのか
よく使うものは何なのか
見せても様になるものはどれくらいあるのか
いちいちパッケージを隠そうとして隠し切れるものなのか
家族はどれくらい協力的なのか・・・
そして、自分はどれくらい頑張れるのか。
現実を見て、素敵収納本も薄めでチラ見して
それでいい感じに
真似できるものだけ真似して
応用していけるならば
収納本は役に立つ。
それに、多分写真よりは
写真の間に書いてある「本文」の方に
本質が書かれていると思うから、
素敵写真だけ見て終わりにせずに
ぜひしっかりと読み込んで、片付けの本質をとらえて実践してみてくださいね。
はい❗️今日も辛口失礼いたしました❗️
ではまた😄✨
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