混乱しきった家全体を片付けるために大切になるのは、「部屋の使い方」をはっきりさせる事です。
「それがあれこれ決まらないから悩んでいるんです」と思うかもしれませんが、本当のところは、だいたい決まっていたりするもので(^^)。
混乱するのは、その他のこまごましたことに頭が惑わされているだけ・・・の事も。
定位置設定をするための、いくつかの「思考の整理」のポイントと、
考えを堂々巡りにさせる原因の一つ、そのたび湧き上がる「小さな悩み」に対する対処法について、これから詳しく解説していきます。
こんばんは(^^)
行動動線から導きだす「定位置設定」でオンリーワンの仕組みを作る
徳島お片付けラボ エクリュプラス竹内真理です。
■「家全体が片付いていないんです。」
「家全体が片付いていないんです💦」
そんな声は、珍しい事ではありません。
無意識の「なんとなく置き」を数年つづけたら、家はすぐに物であふれてしまうからです。
とはいっても
「どうしたらいいのかわからない💦」と頭を抱えて机に突っ伏して嘆いてもそれで片付くわけではありませんから、なんとか知恵を絞りだしてみましょう。
やるしかない、と腹をくくれば、必ずどこからか解決策が降りてきます✨(←ぶっつけ本番感満載。)
■家族の意見を聞くときの重要ポイント
家族一人一人の「こうしたい」はそれぞれバラバラです。
話を聞いていたら、なんだかどうでもいいような細かい話も混ざっているように思えてイライラするかもしれませんが
どんなことでも一つ一つ、意見を付箋に書いて壁に貼り出していきましょう。
ポイントとしては、頭の中では「意見をすべて叶えられなくてもいい。」と割り切って聞く事です。
希望を言っている家族たちも、どうしても叶えたい強い希望と、なんとなく言ってみただけの軽い希望とがまざっているものです。
ただ、この意見を出す段階で、あなたが「できる・できない」の判断をしていると、本心が見えてこなかったり、けんかになったり、家族のやる気を失いかねません。
「そんなん無理」とか「それはダメ」とか、下手に制限を与えていたら、反論するにも時間がかかってしまいます。
まずは、聞くだけ。それだけで、「意見を聞き入れてくれた」という満足感を家族に与える事も出来ます。
それに、その意見の中から、おもわぬ「ナイスアイデア」が出る事も、多々あるからです。
自分の判断がベストと思わず、みんなで意見を出し合える環境をいかに作るか。
これ、
結構大事なポイントだから、メモしてくださいね(^^)/(テストに出ますヨ)
■無駄な空間を見つけ、「モノ」の逃げ場を作り出す。
一通りの意見が出尽くしたら、お家全体を再確認します。
そして、無駄な空間を整理して、「モノ」の逃げ場を作り出します。
ちょっと整理をすれば「隙間」は必ず空いてきます。
というのも、物を大きく動かす片付けには、いったん物を詰め込める「空白」がとても大切だからです。
一気にバンバン捨てちゃうタイプの整理術ならば、こんなことは必要ないかもしれませんが、ライフオーガナイズは「手放す」事に悩むものはいったん保留にして納得するまで時間をかけますから、この工程は必須なのです。
■考えを邪魔する原因は「小さな悩みごと」
部屋の使い方をシンプルに確定できたら、さらに一つ一つの空間の使い方も、大きくエリア分けをしていきます。
【事例1】もう今後使わない可能性が高いお客様用ベッドをベビーベッドのかわりに主寝室に入れて部屋の隅に寄せる。
こちらの家具配置を
まだ、棚に物が収まっていない状態での写真ですが(^^)。
エリアをしっかりと分ける事で、分散しがちだった物が集約されて管理しやすくなると思います。おちついて眠れそうです。
【事例2】棚の後ろにスペースを取り、使用頻度の低いアイテムを収納する
こちらはかつて客室だったスペース。現在は物置のようになってしまっています。
これを配置換え~
わかりにくいですが、棚の後ろにスペースを作って使い勝手はそのままに、収納力を増やしました。ベッドを移動したから、手前の空間はフリースペースに。
他の部屋からの一時的な「モノ」を吸収するスペースとして活用します。
最終的には、このスペースは空にする予定。
家具配置を考える時は、
「これはどのような収納ボックスに入れたらいいのか?」などの細かな物の配置は、ちょっと後回し。
ついつい、一つのアイテムの置き場にこだわったり、
いろんな可能性について悩むことが起きてきますが、
それは家具配置が決まってからの作業です。
仮置きで「今」のベストに定めて、どんどん進めましょう。
■小さな「悩み」に迷い始めた時の解決策「種類別に紙袋にラベルを貼って入れていく」
「これ、使うかな、どうかな」なんていう小さな悩みが湧いてきて作業の手が止まりそうな時のおススメは「紙袋」にアイテム別に分けて入れていく事。「保留」「思い出」「あとで分類」きちんと大きな文字でラベリングをしておくことを忘れずに。紙袋を並べた時によく見えるように、袋の側面にラベリングをするといいですよ(^^)。
紙袋は取っ手をとって折り曲げるとボックスにもなります。きちんとした収納ボックスを買うのは、仮置きでしばらく暮らしてみて、「いける」と思ってから。先にボックスを買いに走るのだけは、やめてくださいねー!
■まとめ
この大物家具の大移動が可能だったのは、ご主人様の協力があってこそ。よくご主人様に内緒でオーガナイズ作業を依頼される方がいらっしゃいますし、その気持ち、とてもよくわかりますが、みんなの暮らしの快適さを追求するための投資としての「ライフオーガナイズ作業」。どうせならご家族全員で取り組まれる事をお勧めします。
というのも、家族全員の意見をとりまとめたり、全体を見る事って、日々そこで暮らしていて、すべてが当たり前になっている当事者のご家族では気が付けないことって、けっこうあるんです。たくさんの現場を経験してきて、いろんなバリエーションの配置を見ているからこそ、浮かぶアイデアもありますし、またそんな私の発言を通して、またさらに良いアイデアが、ご家族の事を一番よく知っている本人から浮かんだりも。
そんな化学反応を起こす事ができるのは、みんなが一緒に協力しながら「暮らしをよくしたい!」という目標に向かうからこそ!
第三者を入れるという、ある意味超冒険!?で、オーガナイザーさんが来るっていう特別感(いい意味でも悪い意味でも(^^)。ご自宅前に私が車を止めた段階で子供たちの「ギャーー!キターーー!と叫び声が聞こえたあたり、どんなイメージだったのか推測できます・・・。)が、家族全員をちょっと妙なハイテンションにして、倍速で動けるようにしている・・・という効果もあるみたい。
一瞬は蝶になる前のサナギの中身みたいに、混沌として恐ろし気な状態におちいるお部屋ですが、あるポイントで「光が見えた」と、みんなで思えてホッとする瞬間の喜びは、やっぱりやめられません。
一日で家じゅうの仕組みの土台を作ったから、細かな配置はまだまだこれからですが、
たぶん、「モノを置く」という行為に関する意識は、ずいぶん変わったのではないかな・・・と思います(^^)。
ご厚意により写真の掲載を許可くださったお客様、ありがとうございました!
この記事が、片付けに悩むほかの皆様のちょっとしたお役に立てますように。
がんばるお母さんの姿を見て、子供たちもいろんな事を感じていたと思います。お姉ちゃんたち、お手伝いありがとうねー♥
徳島お片付けラボ エクリュプラス竹内真理
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1970年徳島県生まれ。
家作り収納コンサルタント。
インテリアコーディネーター、ライフオーガナイザー、整理収納アドバイザーの資格と、家具販売、工務店勤務、ハウスクリーニングの経験を生かして、お部屋をお客様にとっての「一番大好きな空間」に変えるお手伝いをいたします。
まずはお気軽にスタジオヒアリングにお申込みください(^^)/
図面と写真をお持ちくださいね~。
お悩みのお部屋だけではなく、お家全体の間取り図があった方がより詳しくご相談できます。
ちなみに写真は、普段の状態を撮ってくださいね。
片付いていないところを見られるのは恥ずかしい?
そんな事は全く心配なさらないでくださいね!
片付けが滞るのは、それなりの理由があるのです。
その理由がわかれば、半分解決したようなもの。
そもそも、「片付いていない」という問題に向き合う勇気を出して、
このブログをここまで読んでくださったあなたは
もう、次のステップに進む事を心の底で決めて来ているわけですから✨
必ず解決します!
お片付けは、眉間にしわをよせて、頑張るものではありません。
私と一緒に楽しみながら、あなたにとってとことん楽な仕組みを作り上げましょう。
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