結論から言うと、最高だった。
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おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
先日からワーワー騒いでる「フェスの手伝いに行く」という私の一大イベントから
今さっき、帰ってきました。
もう、クタクタだけど、大満足の五日間でした。
と言うことで
今日はその感動の備忘録的ブログにお付き合い下さい。
🔳府民の森ひよしに到着。手探りで状況を掴む。

天気は五日間とも最高。昼間はめちゃ暑いが夕方になると一気に空気が変わる。
一人で京都まで行くのは初めて。
ビクビクしながらも快調に現地に到着。徳島からは約3時間。
ハイジが走ってきそうな広大な一面の芝生と、青い空。
受付は終えたものの、詳しい説明は一切なく、
これからどうしたら・・❓という指示待ち人間の私の質問に
「まあ、なんとなくそこら辺を手伝ってあげてください」
と言う極ゆるい指示とも言えぬ指示。
「そう言われてもどこにいけばいいんじゃ・・・」
と不安そうに坂を登っていくと、
これまたフェス会場の入り口で不安そうにウロウロしているおじ様が一人。
おじ「あの・・受付はどこでしょうか」
私「あ、受付なら駐車場の入り口にありましたよ」
唯一私が知る情報が早速人の役に立つ。
ジェントルおじと別れて、
とにかくまかないの手伝いでもしようとキッチンらしきものを探すと
なんとなく食堂に紛れ込んでしまい、
お腹も空いていないがいきなり賄いを食べる側の列に入ってしまった。
「まだなんも手伝ってないんやけどな・・」と思いつつ、
言われるままにお昼ご飯をいただき、外に出たら
同じように手に皿を持ち、ふらふらしている人を発見。
どちらともなく話しかけ、一緒に食べようと言う話に。
そのほか、今さっき出会ったばかり、という二人とも合流し、
合計四人で芝生に座ってお昼ご飯を食べることに。
最終的に、この四人チームが
ずっとお互いの拠点となりながら、
付かず離れず共に過ごすことになる。
🔳ノー指示、ノールールの快適さ

賄い料理は毎回体に良さそうな自然派のご飯。この画像は最終日のものだが、美味しかったなあー✨調理班の方々、本当にありがとう‼️ 料理は手伝えなかったけど、肉体労働したから許してね。
お昼ご飯を食べ終え、再びふらふらしていると、
各々気になる場所を見つけ、自然と拡散していった。
私は、「だれかー手伝ってくださーい」という声に呼び止められ
ロープを切る役割についた。
大量の巻いたロープを
これまたどこかのお父さんと二人で切り始める。
そのうち、通りすがりの人たちが数人手伝ってくれて
自然と役割分担をして
どんどん仕事がスピードアップする。
途中でミーティングが始まり、サムさんたちから大体の今日の流れを聞き
それが終われば、さっきの仕事に戻り、完全にやり終えてから、次へ。
竹で壁を作ったり、
でかいテントを十数人で四苦八苦して建てたり、
素人ばかりの集まりで「これ、本当にできるの❓」という量の仕事を
一人一人アイデアを出しながら、なんとなくこなしていく。
通りすがりの人たちが、
大変そうだと判断したら、自然と入って手伝ってくれる。
どこかの作業で人が足りないと、誰かが呼びに来る。
常時ゆるい。
でも、効率が悪いわけではない。
そして、何よりも
楽しい。
困っている状況をなんとかすべく
自分たちが、自分たちの頭で考え、動くから
どんな仕事も苦にならない。
そして、出来れば「やったー」と達成感がある。
頑張ったみんなと、その場で団結する。
名前も知らない、どこかの誰かと
一緒にヒーヒー言いながら、
くそ重いテントを持ち上げることが
こんなにも楽しいと思えるものか。
🔳「やらされ感」のない世界

もう、フツーのお兄ちゃんと、村長って感じのサムさんとマサキさん。 お客さんとの距離感がゼロすぎて逆にビビる。
もちろん、全体を取り仕切る運営のスタッフは
そんなのんびり構えているわけでもなく、
内心は必死でフェス当日までに会場を仕上げるべく頑張ってくれている。
メインの人手は「通しチケット」を購入した人の頑張りに
ある程度委ねられているのだから
本当は
私たちとしても、
そこまでゆるーくだらだらやっていいわけではないはずなんよ。
でも、そこを運営側は「ここまでにこれを完成させてください」と圧をかけないんだよね。
遊んでてもいいし、手伝ってくれてもいい
というスタンスを守ってくれる。
で、やれば「ありがとうございましたっ」て喜んでくれるから
嬉しくてついこっちも頑張っちゃうんだ。
もし
うちらがすっごい不真面目で、
チャラチャラ遊んでばかりいて、
まー〜ーったくお手伝いをしなかったら、
きっと夜中に遅くまでスタッフがやることになったのだろうと思う。
不安だっただろうね。
もしくは、めっちゃ使えないやつばっか来たらどうしようって。
でも、そこはうちら「日本人」だから
猛烈に頑張っちゃうわけ。
二日目の朝のミーティングの時には
「こんなにまだすることあるんだ」と
流石の私も不安になるくらいの仕事量が残ってたのに
結果、その日の夕方にはほとんどの仕事は終わってたらしい。
それにはスタッフの皆さんも、サムさんも、本当にびっくりしてくれていた。
みんな、本当すごい。
寄せ集めの人員で、若い子も、中年チームも、高齢チームも、
まぜまぜで、怒涛のように
まるで一つの生き物かのように役割分担して頑張っちゃうんだ。
子供たちはといえば、子供たちだけで固まって機嫌よく遊んでくれていたみたいで
「ママー😭」などと呼びにくる子は
少なくとも私は見かけなかった。
竹で壁を作る作業なんかも、
おそらく初対面ばかりの女の子四人組(その中に私も含む)
だれも指示しないのに
自然と定位置についてすっごい速さで連携して編んでいく様は、
客観的に見て
めちゃおもろかっただろうと思う。
結果
フェス準備1日目の夕方にして、
労働しかしていないのに、
みんなから出る言葉は
「あー、めっちゃ楽しい」
だった。
山に夕陽が落ちて、涼しくなってきた。
晩御飯の時間だ。
暗くて外で食べていたら、
何を食べているのかわからないくらいだが
美味しい。
なんだろうか。この世界は。
私たちが普段生きている世界とは、全く違う。
何が違うんだろう。
と考えるに、
一つは「集まってくる人の目指す目的が大枠で決まっている」ということ。
もちろん、
TOLAND の世界観や基礎的な知識を
みんなベースに持っているから価値観が揃っていて
誰でもすぐに深い話ができちゃう
ってことは大きいだろうが
コミュニティの中に上下がない、というのが何より大きいと思う。
誰でも、上から押さえつけられるように指示されて動くのは嫌なものだ。
同じ作業でも全く意味が違う。
最低限の指示しかなくてあとは放置プレイなのも、
自分たちで考えて動く感じがとても心地よいのだ。
もしかしたら、大失敗して誰かが怪我をするかもしれない。
大事なテントを壊す可能性だってある。
スタッフの管理不行き届きだと文句を言われる可能性だってあるよ。
だけど、それをしなかった。
運営側も、
私たちが自分たちの意図をちゃんと理解して
くれているんだという「信頼」をしてくれていたんだと思う。
そもそもフェスの中身すら決まっていない段階で、
五日間の通しチケットを購入するような人たちに
協力するという意思がないわけはない。
お互いに対する信頼さえあれば、
こんなにもコストをかけず、効率よく
幸せに、楽しく
仕事ってできるもんなんだな。
このシリーズ、めちゃ長くなりそうなんだけど、とりあえずは今日はここまで。
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