片付けはテキトーでいいと言いつつも、この三つのパターンが自分にあると思うなら対策が必要かもしれない。
【お問い合わせフォーム】インテリアデザイン・収納プランニング相談・建築バース教室・各種セミナー等のお問い合わせはこちらからどうぞ
おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付け研究所員の
エクリュプラス竹内真理です。
今日、母キヌヨの家の片付けをちょっと手伝ったんだけど
キヌヨの片付けがうまくいかない根本的なパターンを見つけたので
今日はそんな話をするね。
🔳分類が苦手
まず初めはこちら「分類が苦手」ということ。
これは整理収納アドバイザーの資格をとったものの
いまだ片付けが苦手な友人もいっていたことだが、
「分類」というのがどうも難しいみたいだ。
まあ確かに、私も服の分類が案外苦手だ。季節によってすぐに変わるし、もうテキトーだ。
また書類にしても、
例えば母キヌヨは、紙ものは全てひとまとめに積んでしまう。
重要な保管書類も
すぐに処理して提出すべき書類も
後ほどゆっくり切り取ってファイリングしたい参考書類も
レシートも
病院からの書類も
みんな同じように積んでしまう。
だから、すぐに無くす。
たまにチラシと重要書類が混ざっているのを見たら、ゾッとする。
化粧品も、幾つも買うから何が何だかわからなくなり、
乳液も化粧水もヘアケアもとにかく山のようにあり、
分類しようにも、種類が多いと
結局はひとまとめにするしかなくて
ごっちゃになるんだ。
🔳とりあえず「しまう」
また、こちらも母キヌヨのパターンだが
可愛い箱や、ポーチなどに
なんかそこら辺にある小物を
「とりあえず入れとこ」みたいに収納してしまう。
その瞬間は覚えているが、すぐに忘れてしまうのが人間の常。
入れたものはすっかり世界から消え失せてしまう。
せめて似たようなカテゴリーのものを入れて、ラベルでもつけてくれればいいものを
「人が来るから、とりあえず片付けなきゃ」と
思考停止でその辺りの箱に入れて、仕舞い込む。
これが無くしものの原因だ。
🔳後回しにする
また、山積み書類やごちゃごちゃした小物が入ったケースが常に存在してしまう。
「とりあえず」とひとまとめにして表面を片付けようとするのだ。
気持ちはわかるが・・・
そういう「なんとなくひとまとめ片付け」は散らかりのもとだ。
私も過去、そんな「ひとまとめカゴ」が家に多数存在していたからわかるが
それらを後から片付けるのは本当にめんどくさいから
ある時からそれを私はやめたんだ。
本当に大体でいいから
「あるべきものはあるべき場所に」
戻す習慣をつけたい。
これは細かいものほど大事で
・文房具
・乾電池
・工具
・スキンケア用品
・薬
など、机周りに散らかりがちなアイテムに関して
「なんとなく、とりあえず」とそこら辺のカゴに入れたくなるようなものほど
ちゃんとした定位置を決めて、そこに戻す。
それはもう、まさに
「血反吐を吐いても戻す」覚悟が後々の苦労を回避する大切ポイントなんだ。
よく「書類は血反吐を吐いても即処理」と昔言っていたが、
これは「小物」についても同じだと思うわ。
私の場合は、クリップ、輪ゴム、押しピン、ヘアピン、紙ゴム、などの
本当に小さなものほど
確実に床やテーブルに落ちていたら「定位置」に戻しに行く。
🔳母キヌヨのための対策
まあ、なかなか「くせ」というものは直らないにしても
母キヌヨの定期的なお片付けは私の実験でもある。
いかにキヌヨでも持続可能な仕組みを作れるか・・
前回作った「小物は全部ここ引き出し」はまあまあうまく機能していたので
そのまま今回はそれをバージョンアップした。
「小物は全部ここ引き出し」は
深さが22センチ、幅50センチ、奥行き40センチ
ほどの衣服用の三段プラケースを
文房具、工具、乾電池、紐、テープなどのよく使う小物用に使うという大胆な発想だが、
座った手が届く場所にあるし、
座ったまま引き出して使えるし
深さがあるからその上にちょっとしたものを入れちゃっても、
底にある小物の仕組みはあまり崩れず使えていた。
追加で入れられていたスキンケア用品用に
手前を整理して空間を作り、スキンケアを入れる専用のコーナーに。
「底」は箱などで区分けして文房具などを
「奥」は滅多に使わないが捨てたくない「小物」を突っ込んで入れてもいい場所に。
ちょっと引き出してすぐにものが入れられる「手前」と「上部」はフリー空間に。
これで「とりあえず」の癖を多少回避することにした。
まあ、また次に行ったら行動パターンが変わっているだろうが・・・。
🔳本質的な「片付け」は地味な精神修行
母キヌヨは日々老化が進んで
今までできていたことも少しずつ出来なくなってきているので
あまりガチガチにきまりを作るのはストレスになる。
できればよし、出来なければまたもっと楽な方法を考える。
たまに行ったらやはり、ものは混在してしまっている。
それらを分類して、
同じものをたくさん買っている場合は数を見せて
「もう買わなくてもたくさんある」ということを
見せてあげたり
使いこなせていないものは撤収して数を減らしてあげたりすることもある。
歳をとると、へんにこだわりが強くなるし
ものが無いと不安になるというのもある。
店で良さそうな新商品をすぐに買うから使いこなせないとか
コンプレックスにまつわるアイテム(シミ隠し、白髪ケアなど)
をあれこれ買い込むところもある。
人間というものは、そんなふうに弱みに付け込むマーケティングにすぐに負けてものを買うし
めんどくさいという気持ちに打ち勝つガッツもすぐに萎えて後回しにしたくなるし
でも人にはカッコ悪いところを見せたく無いから、つい「隠す」という片付けをしてしまう。
片付けとは、精神修行みたいだ。
短期的な「楽」に負けて、
後々苦しむ。
逆に言えば、ちょっとした「めんどくさいけど元に戻す」という行為こそが
自分を律するという日々の修行なんだ。
だからこそ、戻るべき「ものの定位置」を
ちゃんと作ってあげること、
こんな自堕落な自分でも、なんとか戻せるような「仕組み」を作ってあげること・・・
それが、大切なんだと思うな。
■竹内のおススメコンテンツはこちらから↓↓↓






















この記事へのコメントはありません。