おススメ本、見つけちゃった。家事・育児などの「無償の労働」に従事する事のイメージが変わる一冊。
おはようございます!
脱力系ライフオーガナイザー
徳島お片付けラボ
エクリュプラス竹内真理です。
先日読んだこちらの本↓
なんかもう、切な過ぎて、一気読みしちゃいました。
「専業主婦」って、絶滅危惧種なんだなって。
外で働かなくていい、家事と子育てだけしていればいい。
「専業主婦=楽」なイメージがあるけど
実際のところ、こうなんだよ!
みんな、読んでくれよ!
そんな気持ちになる本でした。
今日のブログは
✅専業主婦に憧れる。
✅専業主婦なんて無駄
✅家事・育児なんて片手間で出来るでしょ
と思っているあなたにピッタリの内容となっています。
ぜひ今日も最後までお付き合いくださいね✨
■感想・専業主婦って「収納内部の隙間」みたい
家庭科の授業で、現在の「家族の問題」として
家庭内暴力(夫婦間・子供への暴力・子供からの暴力・老人への暴力)やら、
離婚・シングルマザーの増加・子供の貧困
独居老人問題・孤独死
なんかを教える事になるんだけど、
そんなブルーな未来の印象なんか、実際のところ、教えたくないって思っちゃう。
幸せな未来を思い描けないならば、大人になんかなりたくないじゃんね。
そんな時に読んだのが先ほどの「対岸の家事」。
ざっと説明すると
手際よく同時に二つの事が出来ないから専業主婦になりたいと決めていた主人公が、
いろいろと苦労を乗り越えて、最終的にまわりの人を助けていくお話。
専業主婦に苦労?専業主婦が人を助ける?
そう思ったあなたは、すでに「専業主婦不要論」に洗脳されていると思う。
専業主婦の苦しさについては、私も専業主婦だった過去があるからわかるけども
なかなかに人に伝わりにくい。
しかし、この本を読むとほとんどの人が、「あー、なるほど、こういう意味で大変なんだな」と理解できると思う。
今から結婚しようと思う人や、
ダンナに『この本を読め」と圧をかけることが出来る人ならば
ぜひ男性にこの本を読ませることお勧めします。
高校生以上の子供に、「○○してやる代わりに、これを読め」と言ってもいい。
圧をかけないかぎり、現実の効率社会に生きる人がこの本を手に取る事はないだろうとおもうからね。
この本の伝えたい事は、そんな「専業主婦養護」などという生易しい事ではなくて、
現代社会の落とし穴、闇、をひしひしと感じさせ、一瞬救いが無いように思えてくるけれど
ちゃんと最後には
光はここにある
と思わせてくれるから安心して読んでね。
■どっちが大変論の弊害
私としては
これらの「家事」にまつわる問題の根本的原因は、
物事を「比較」で考えようとすることだと思うのよね。
でも、外に出て働く事と、
家でやる家事育児なんてものは
そもそも別次元で、比較するようなもんじゃない。
ほんとうに専業主婦の大変さを伝えるのは難しいもん。
実際にヒマでのんびりした時間もあるわけだからね。
やり方次第では、楽々こなせる人もいる。
ただ、突発的な事がおきても、
「わたし、その時法事なんで休みます」と言えない事や
24時間営業で365日安心して予定が組めないストレスや
子供の個性によっては、育児だけでもめちゃくちゃ大変だし、
なにより理解者が少なくて
まわりにオトナもいなくてめちゃめちゃ「孤独」というのがキツイ。
現在の空気感として「専業主婦」は
「比較」の罠によって社会的地位が低くなっている
ってのも、ボディブロウのようにじわっと効いてくる。
私がこの本で気に入ったのは
最先端の考え方で、育休を2年間とった「パパ友」というキャラクターを通して専業主婦ライフを見る事で
専業で家事育児をする事で心を病むのは
女性が心が弱いから・・ではないという実証になるってこと。
この「パパ友よりも、自分はもっとうまくやるはずだ」と言える男性はおそらく存在しないと思うからだ。
■人生は上手くいく時ばかりだと思っているから無駄をなくそうとするんだ
人生がめちゃ上手くいっている時は、
すごく効率的にいろんな事を回す事が出来ると思う。
核家族、夫婦共働きでも、親の助けを借りずにやれるだろう。
ピンチが起きなければね。
でも、この激動の時代だし、子供もいるし、病気や事故だってある。
ピンチが無いときなんて、あると思う?
問題なのは、何か問題が起きた時にどうするか…と言う事で
ぎっちぎちに計画を立てて効率重視でやっている人ほど、
そういう時ににっちもさっちもいかなくなる。
収納内部をぎっちぎちに詰め込んでしまうと、
いざ、頂き物をもらった時や、特売でモノが増えた時に一気に
とりあえずここに・・・と空間が乱れてしまうけど
適度に「スキマ」というゆとりを持たせていれば、どんな時でも部屋は収まる・・・みたいに、
人生や、働き方や、人と人が生きる上で「スキマ」の余力を持っている人が一人でもいた事で助かる事ってあるんだよ。
「他人を助ける余力」を、いつもいつも専業主婦に頼っていたのが今までならば、
専業主婦が絶滅しそうな今、考えなければいけない事は
誰もが「誰かを助ける余力」を、それぞれに持っておく事・・・しかないと思うし、
すくなくとも、
自分の選択で「専業主婦」を選んでいる人を「ヒマなんでしょ」なんてディスるのはやめておこう、と思えるマインドになる。
『無駄』はこの世界には必要だ。
ハンドルの「遊び」や
収納内部の「スキマ」なんかも同じで
一見無駄に見えるその「スキマ」は
変化し続ける物事をスムーズに回す「潤滑油」であって
「豊かさ」そのものと言えるんじゃないかな。
■まとめ
いやほんと、いろいろと情報がつまりすぎて、まとめるのはめちゃ難しいこちらの本。
ぜひ皆さんにも読んでいただきたい一冊です。
これからどうすればいいか、なんて答えは無いし、
全てに希望が持てるかと言うと、そうでもないけど
一つ言える事は
「もう少し、気持ちにゆとりを持つために、何かを手放そう」と言う事かもしれない。
成功、お金、他人の目を気にする事、完璧を目指す心、否定されたくないという気持ち、社会への怒り・・・
何か一つでも手放したら、そこに「スキマ」が出来て、世界の見え方が変わる。
私が伝えたい事と、リンクしている事が多かった本だったんで、
つい全力で感想を書いちゃった!
まとまりのない文章だけど、ゆるしてね!
ちなみに、こちらもおススメ。考え方一つで一瞬で世界が反転するのを体感できます。
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